イラン大統領選、首都テヘランで支持者間の衝突
車両の放火や乱闘
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090607-230322.html 【カイロ7日鈴木眞吉】
6月12日投票のイラン大統領選に向けた候補者間の舌戦が続く首都テヘランで6日、
車両の放火や乱闘などの支持者間の衝突があった。
AFP通信が同日報じたところによると、衝突があった場所はテヘラン市北西部のサーブ広場。
衝突が発生する前には、アハマディネジャド現大統領と、改革派の候補者カルビ氏が
外交政策や経済政策をめぐり激論を闘わせていた。
候補者討論会で、カルビ氏は、アハマディネジャド氏の攻撃的な外交姿勢と経済政策の
失敗を糾弾したのに対し、アハマディネジャド氏は、統計とグラフを示して、同政権下で
経済が成長したとして反論した。
それに対しカルビ氏は、その統計は受け入れられないと拒否、庶民の生活実感は
インフレによる物価の高騰と失業に苦しんでいる、と訴えた。
今回の大統領選では、4人の候補者間の総当たりテレビ討論会が行われており、
3日にはアハマディネジャド氏と改革派の有力候補者ムサビ元首相との間で行われた。
候補者同士のテレビ討論会は、1979年のイスラム革命以来初めて。
2009/6/7 23:03