略奪被害受けたイラク国立博物館、6年ぶり一般公開へ
イラク戦争後に略奪被害を受けたバグダッドのイラク国立博物館が、
閉鎖から6年あまりたって近く一般に公開される見通しとなった。
現地を訪れた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の松浦晃一郎
事務局長に、同博物館が明らかにした。治安に不安が残る中での
再開となる。
同博物館はメソポタミア文明の遺跡からの膨大な出土品や文化財を展示。
戦争で閉鎖された後、03年4月に大規模な略奪を受けた。戦争前の
記録が失われているため被害の詳細は不明だが、1万〜1万5千点の
収蔵品の多くが持ち去られたとみられた。
このうち、国際刑事警察機構(インターポール)などが調べた結果、
6千点前後が回収された。これを受けて今年2月、専門家らを対象に
限定的に再開。今回、ウル遺跡で最近発掘された考古資料も加えて
展示を再構成し、一般市民への公開を再開する。
松浦氏は今月7日に現地を視察。大型の彫像や古代バビロン遺跡の
レリーフなどが展示されて館内が華やかになった一方で、展示品の
分類に混乱も見られたという。同氏は「アフガニスタンとは違い、
イラクの文化財は金目当ての略奪だったために破壊されず、再建も
可能だった。ただ、行方不明のものはまだ多い。国外に持ち出された
文化財を集める努力が必要だ」と話した。
ソース:asahi.com
http://www.asahi.com/international/update/0527/TKY200905270324.html 依頼に基づき立てました。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1239982908/213