英下院議長が任期途中で辞任、経費問題で300年ぶり異例の引責
英議員の不適切な経費請求が相次いで発覚した問題をめぐって、英下院の
マイケル・マーティン(Michael Martin)議長が19日、6月21日付で辞任する意
向を表明した。下院議長の任期途中の辞任は1695年以来。報道官によると
議員も辞職するという。
マーティン議長は制度改革に消極的な姿勢や、同問題に関連して自身に向け
られた不満への対応のまずさに批判が高まり、不信任案に下院議員23人が
署名するという異例の事態に発展した。
ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相は、議長の辞任表明後の記者会見
で、英政治が外部監査を受け入れていくことが必要不可欠だと述べた。
同日、各党の党首らは一部の経費請求に上限を設けることや、独立した監督
機関を新たに設けるなどの制度改革案で合意。また首相によると、過去4年間
の議員らの領収書についても調査を行う方針だ。
議員らは今後、セカンドハウス用の家具、清掃、日用品に対する経費請求がで
きなくなるほか、住宅ローンの利子や家賃の支払いにも上限が設けられるとい
う。
【写真】
ロンドン(London)のウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)で、英議会
の両院開会式に出席するマイケル・マーティン(Michael Martin)下院議長(2008
年12月3日撮影)
http://toku.xdisc.net/cgi/up2/oiu/xs9553.jpg ソース(AFP)
http://www.afpbb.com/article/politics/2604127/4168840 関連スレ
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