【ブラジル】 壁でスラム街包囲 リオの麻薬戦争[5/11]
1 :
ボブリックビバーンφ ★:2009/05/11(月) 15:40:33 ID:???
壁でスラム街包囲 リオの麻薬戦争
ブラジルのリオデジャネイロといえば、かつては華麗な美女と美しいビーチの楽園が思い浮かんだ。
しかし、そのイメージも国際的にヒットした映画「Cidade de Deus」(英題:シティ・オブ・ゴッド、2002
年製作)の影響で一変した。「ファベラ」と呼ばれる複数のスラム街の支配をめぐる麻薬密輸組織団の抗
争や警察との戦いを描いたこの映画は、リオの美しいイメージをかき消してしまった。
リオデジャネイロ州政府は、リオ市内の貧困地域の周囲に壁を張り巡らすことを決定した。ファベラの管理
と観光地としてのイメージ回復をうたっているが、実際は「スーパーマーケット方式」のコカイン売買を取り
締まるのが目的だ。
通常の都市では、麻薬使用者はスラム街の外に住んでいる。彼らは歯科医に予約するかのように密売人に
電話を入れ、個人対個人で取引する。仮に密売人が引っ越しても電話番号はそのまま維持され、個々の取
引関係は持続する。
▽警官1300人超が落命
ところが、リオの場合は様子が異なる。米プリンストン大学のジョセ・シャインクマン教授(経済学)によれば、
リオのコカイン常用者は、近所のスーパーマーケットにミルクでも買いに行くように、最寄りのファベラに出向
いて違法に購入する。取引は個人対地域で行われ、買い手は密売人の顔ぶれが代わってもその地域で購
入を続ける。
したがって、販売に有利な一等地を確保すれば、スラム住人への麻薬販売を独占できる上に、新規顧客獲得
権も保証される。そこでは、違法の武器や盗難車の部品といったうまみのある売買も行われている。
こうした複数の違法行為が結びついて、ファベラ内で巨額の利益が生み出されている。その結果、権益をめぐ
って麻薬組織同士の凶悪犯罪が想像もつかないレベルにエスカレートしているのだ。
暴力の凶悪化は麻薬組織に限ったことではない。警察にも及んでいる。本腰を入れて麻薬組織を取り締まる
には、ファベラの管理が必須。だが、それには個人の密売人を検挙するのとはけた違いの労力を要する。リオ
では07年に警官1330人が落命した。これは米国全体の4倍、ブラジル最大の都市サンパウロの3倍の数だ。
07年に製作されたブラジル映画「Tropa de Elite」(英題:ジ・エリート・スクワッド)では、リオ警察の無能さと
腐敗、ファベラの麻薬密売組織を壊滅させるための残忍な戦術が描かれ、イメージ回復どころではなかった。
武器の多用、多くの警察官が麻薬関連の活動で利益を得ているという認識の浸透、警察官の不正行為に対す
るメディアの注目が原因となり、治安局がリオ市民を対象に行った07年の調査では、56%が警察に不信感を
抱いていると回答した。
市民の大多数が警察に不信感を持つようになれば、市民自ら民兵を組織し、本来、行政当局が行うはずの人身
保護や電気、ガス、ケーブルテレビの供給といった基本的なサービスを補うようになりかねない。
このように治安の悪化は、犯罪者とスラム地域住民が相互依存するという断ち切り難い悪循環を生み出し、ファ
ベラを麻薬密売組織の格好の“隠れ家”としている。
麻薬密売人たちはスラムの住人に援助されながら険しい岩山に潜んでいる。高度な訓練と特殊装備で身を固め
た優秀な警官をもってしても、彼らを捕まえるのは難しい。スラムの周りは熱帯雨林が広がり、犯罪者は容易に
姿を消してしまう。
(一旦切ります、続きは
>>2以降)
【写真】
治安悪化が深刻なファベラで警備任務に就く陸軍戦車=ブラジル・リオデジャネイロ市
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200905110028a1.jpg ソース(フジサンケイ・ビジネスアイ)
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200905110028a.nwc
2 :
ボブリックビバーンφ ★:2009/05/11(月) 15:41:20 ID:???
(>>1の続きです)
▽総延長15キロにも
州政府は最近、13の大規模ファベラを取り囲む壁の設置に動き出した。総延長は15キロ。崩壊したベルリンの
壁やイスラエルの分離壁をほうふつさせる。
ブラジルの日刊紙、フォーリャ・デ・サンパウロ系調査機関のダッタフォーリャが実施した世論調査では、壁の設
置に関するリオ市民の意見は賛成47%、反対44%で割れている。しかも、この壁が貧困層と富裕層を分離でき
ないと答えた人は60%に上った。
州当局は高さ3メートルの壁によりスラム街を制御し、そのエリアが自然保護地域に拡大することを防ぐと主張し
ている。それも理由の一つには違いない。しかし、やがて壁に監視カメラが設置されれば、本当の理由が明らか
になるだろう。つまり、壁で囲わなければスーパーマーケット方式の麻薬組織を検挙するのは極めて困難というこ
とだ。(コラムニスト Alexandre Marinis)
関連スレ
【ブラジル】 スラム拡大防ぐ「壁」の構築を検討、環境保護対策 リオデジャネイロ州政府[4/4]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1238884646/l50 dat落ち
3 :
七つの海の名無しさん:2009/05/11(月) 15:48:27 ID:F+Xadp+0
それに較べて上海のスラムは安全に探検できる。この芸術的建造物を共産党がどんどん破壊、来年は楽しめないかも。
4 :
七つの海の名無しさん:2009/05/11(月) 16:01:44 ID:j7X90to8
ヒャッハー
>ブラジルのリオデジャネイロといえば、かつては華麗な美女と美しいビーチの楽園が思い浮かんだ。
ゴルゴ13の1980年代から麻薬とスラムと犯罪のイメージしかなかったが
いつ是正したんだ?
しかし今だに貧富の差は厳しいようで
あと二十年ぐらいたてば皆が平等になるんだろうけど、その前に隔離政策やってるようじゃどうなることやら
6 :
七つの海の名無しさん:2009/05/11(月) 16:07:14 ID:dLORGGij
ニューヨーク1997の世界が
7 :
七つの海の名無しさん:2009/05/11(月) 16:25:15 ID:6MdSmyhz
スラム行けば幼女買えるかな?
8 :
七つの海の名無しさん:2009/05/11(月) 16:43:46 ID:Y0xZq5e+
>>7 幼女買いに行ったつもりがいつの間にかお前が売り物にされるのがオチ
俺が買ってやる
10 :
七つの海の名無しさん:2009/05/11(月) 19:59:09 ID:pJjZJgWf
リオのスラムを走ってくれと、タクシーの運ちゃんに割り増しを払って、行ってもらった。運ちゃんはそうとうびびってた。
11 :
七つの海の名無しさん:2009/05/11(月) 20:08:18 ID:pJjZJgWf
スラムに公営住宅を建てても、ドアや便座を外して売ってしまうんだ、
とも聞かされた。
たしか、麻薬取引の捜査があるときは、合図の花火かなんか上がってた。
銃砲店で、護身用のコルトを買おうとしたら、マシンガンで蜂の巣に
されっから、抵抗なんてするな。財布に小銭を入れといて、それを出せ、
とさとされた。
コパカバーナのホテルからは、スラム街がよく見えた。
12 :
七つの海の名無しさん:2009/05/11(月) 20:30:14 ID:cYbUl+az
在日はユダヤにキンタマ握られてる。(当然かw)
事情なんてのもユダヤ以外は知り得ない。
韓国が近代化?できたのも、
在日朝鮮人が世界一リッチな移民になれたのも全てユダヤのお陰。
仮に陰謀論に肯定的な在日がいたとしよう。
奴さんがユダヤ批判本なんかを書いて世界中に広めようものなら、
恩知らずの裏切りゴイムと認定され真っ先に屠殺されるだろうね。
13 :
七つの海の名無しさん:2009/05/12(火) 01:38:59 ID:K95APlVK
ファベーラの岩山に出来たトーチカから迫撃砲が飛んでくるから軍警察が陸と空から攻め落としたって聞いたぞ
ヘリコプターがファベーラに迂闊に近づくと対立組織と勘違いされて高射砲で撃たれるとか。
別に観光客が行くような所とか高級住宅地や中流階級が住むとこは
平和だよ>>リオ。先進国以外ならどんな大都市でもこの程度のスラムはあるし
ただしそういう安全な地域とスラムが道を一本隔てて隣り合っているのが
リオの怖いところ。あんま旅慣れていない人にはお勧めできない理由。
15 :
七つの海の名無しさん:2009/05/13(水) 15:46:43 ID:t1Ir0h78
イラクのファルージャとの違いがありません!
>>3 中国のスラムなんて世界から見ればヌル杉だよな
北京だろうが上海だろうが広州だろうが
外国人が普通に下町歩けて写真撮れて公共交通利用できて
夜中に一人で飲食できるとか中南米経験者から見れば天国だ・・・・