【ソマリア】プントランド民間沿岸警備会社、漁船に発砲 漁船も応射[04/04]
ソマリアのプントランド自治政府から認可され沿岸警備を請け負う民間会社が、
法的な漁業許可を持っていると主張している漁船に発砲したとRadio Garoweが報じた。
民間沿岸警備会社のSom-Can社はMuse前大統領から認可されているが、
Muse前大統領は1月のFarole大統領の就任に伴い選挙で民主的に退陣していた。
Som-Can社の警備艇は漁船に発砲し、
漁船も応射して警備艇の隊員1名が負傷したという。
Farole大統領はSom-Can社と漁業省との非常会議をBossasoで招集、
プントランド沿岸警備におけるSom-Can社の役割が重要な議題となった。
政府筋によると、Som-Can社の隊員の一部がいわゆる「元海賊」とされていることと、
漁業省が適切な法的手続きを経ないで漁業許可を停止していることが非難されていることにも
政府が懸念しているという。
Som-Can社代表のAbdiweli Ali Taar氏は自社が海賊行為とつながりがあることを否定しており、
同時に同社が「元海賊」の「社会復帰」に取り組んでいることを認めている。
Som-Can社とプントランド政府との契約は2009年中頃に満了となり、
Farole大統領は契約を見直して新政権の政策を進めると約束している。
その一方で、Farole大統領は委員会を設置し、Som-Can社の経営と漁業省への調査を指示した。
プントランド共和国はソマリアの北東部に位置し、
その長い海岸線は2007年以来の海賊活動の主な拠点となっている。
ソース allAfrica.com 4 April 2009
Somalia: Puntland 'Coastguard' Fires On Fishing Vessel (記者による訳)
http://allafrica.com/stories/200904060927.html