エルサレム(CNN) イスラエルの中道左派・労働党は24日、中央委員会でネタニヤフ政権
に連立参加する方針を賛成多数で可決した。右派リクード党を率いるネタニヤフ政権に労働
党が加わることで、強硬な対パレスチナ政策が和らぐ可能性がある。
イスラエル報道によると、労働党中央委員会での賛成は674で、反対は530と、圧倒多数の
賛成ではなく、右派主導政権への参加に難色を示す党員も多いと見られる。
しかし、労働党のバラク党首は「この国が必要なのは統一だ。極右政権はイスラエルの現状
にとって好ましくない」と述べ、政権内での地位確保を目指す私的な理由による連立参加では
ないかという、党内からの批判をかわした。
イスラエルでは今年2月に総選挙を実施。国会定数120議席のうち、最大与党である中道右
派カディマが28議席を獲得した。
しかし、1議席差でネタニヤフ党首のリクードが27議席を獲得。ペレス大統領から組閣を命じ
られたネタニヤフ元首相は、カディマと連立政権交渉が決裂したものの、極右政党イスラエル
我が家(15議席)とユダヤ教超正統派のシャス(11議席)との連立政権で合意。労働党(13
議席)が加わることで、過半数を超える66議席を与党が占めることになる。
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