【ハンガリー】ジュルチャーニ首相が辞意 金融危機で支持率低迷[03/22]
深刻な金融危機に直面しているハンガリーのジュルチャーニ首相は21日、辞意を表明した。
同国は昨年、国際通貨基金(IMF)から250億ドルの支援を受け入れる事態に陥り、政権の支持率も
低迷していた。欧州では同様にIMF支援を受け入れたラトビアのゴドマニス首相率いる内閣が2月に
総辞職に追い込まれたほか、危機の直撃を受けたアイスランドでもホルデ首相が1月に健康問題を理由に
辞任。新興国危機の政治への影響が広がってきた。
首相は21日、ブダペストで開いた与党・社会党の党大会で「必要な政策を進めるため新首相のもと新しい
政権を発足することを提案する」と述べた。同党は2週間以内に臨時党大会を開き後任の首相を選出する
見通し。ジュルチャーニ氏は社会党の党首にはとどまると述べた。同国では2010年に議会選挙が行われる予定。
ソース 日経ネット 2009/03/22 19:25
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20090321D2M2102721.html