【ポーランド】太陽が見えない冬、暖炉に集まる家族 [2/18]

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1 ◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7cφ ★:2009/02/20(金) 12:08:11 ID:???
★太陽が見えない冬、暖炉に集まる家族

「サロンはね、いつも整理整頓しておくのよ。いつお客さんが来てもいいように。家族が気持ちよく、
いつでもくつろげるように」と義母から幾度も言われたので、現在の中古の家を購入したとき、
サロンの改装には力を入れた。壁、床、天井、家具にいたるまでうるさすぎず、ケチらずに
投資をして、心地よい空間を作り出したのだが、気がつくとなぜか家族は一階の暖炉の前の
部屋に集まっている。

暖炉は以前の持ち主のものをそのまま利用しているので、約30年の年季がはいった一品。
暖炉の前には、セカンドハンドの古い揺りいすがある。

暖炉前は暖かいという実用性だけでなく、ゆれる炎を見ることにより、リラックス効果があるとか。
その上、ムードがあるので家に暖炉がない友人たちからはうらやましがられるが、思いのほか
手入れが必要だ。

まず、暖炉で燃やす薪の調達。秋になると、薪の注文をしなければならない。そして薪を乾燥させ、
整理するための組み上げ作業は家族総出の一大仕事だ。蒔は直径が約20センチ、重量は
5キロある。軽トラックの荷台いっぱいの薪を注文するので量も半端じゃなければ仕事も半端じゃない。

また、暖炉を使うシーズンの前には「煙突掃除屋」と呼ばれる職業人を呼ぶ必要がある。暖炉から
煙突への通り道ですすがたまっていると、煙突の中で火事になる可能性があり、非常に危険だそうだ。

さらに薪を燃やすと出てくる灰の始末もある。それだけ手間ひまがかかるのに、手放せないのだ。
ポーランドの冬は長い。太陽がめったに見られない代わりに、身近で炎を感じ、暖をとる。太古の
ように、家族が火の源に集まって腰をすえ、その日あったことを静かに思い出す場所。そこには
普段忙しい家族がたとえ語らずとも、心を一つにすることの出来る場所がある。


アジアン・テイストで決めてみたサロン。客には好評なのだが……
http://www.asahi.com/housing/world/images/TKY200902180105.JPG
暖炉の上は季節もののオーナメントで飾る(昼間の暖炉)
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暖炉の火を見てボーっとするのが至福の時間(夜の暖炉)
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2009年2月18日
筆者 ポーランド・ソルネク流由樹
http://www.asahi.com/housing/world/TKY200902180101.html
2七つの海の名無しさん:2009/02/20(金) 12:12:50 ID:eBg3Do4X
おどま盆ぎり盆ぎり 盆からさきゃ ♪ 
3七つの海の名無しさん:2009/02/20(金) 12:13:29 ID:Vl1ZdbLc
ガキの頃レンガのペチカがあった。
4七つの海の名無しさん:2009/02/20(金) 12:39:38 ID:KiVKamb6
炎の癒し効果は絶大だろうが日本では無理だろうなぁ・・・
郊外や田舎なら可能かもしれないけど、補助燃料で石油機器を併設するとか必要そう。
5七つの海の名無しさん:2009/02/20(金) 14:36:17 ID:bvc76T4h
地方都市にログハウス建てて薪ストーブ使ってるけど。
暖房効果は抜群、これ一台でエアコンもいらず家中が暖かい。炎を見ながら
一杯やったり、煮込み料理をコトコトさせるのは最高の贅沢だと思う。

しかし、日本じゃ暖炉とか薪ストーブとか全然一般的じゃない。
当然、燃料の薪も維持可能な安値でそこらへんで売ってたりしない。
煙突掃除職人なんて職業も成立しない。全てDIY。

>まず、暖炉で燃やす薪の調達。秋になると、薪の注文をしなければならない。そして薪を乾燥させ、
>整理するための組み上げ作業は家族総出の一大仕事だ。
山とか持ってるような人でもなきゃ、日本じゃまず薪になる廃木を探すとこから
始めなきゃならない。譲ってくれる人がいたら、もちろん自分で軽トラで取りに行く。
チェーンソーで適切な大きさで玉にして、乾燥が進まないうちに全部斧で薪割り。
割られた薪を組み上げるのなんて、最終段階。一大仕事どころか、マラソンした後の
整理運動みたいなもん。

>また、暖炉を使うシーズンの前には「煙突掃除屋」と呼ばれる職業人を呼ぶ必要がある。暖炉から
>煙突への通り道ですすがたまっていると、煙突の中で火事になる可能性があり、非常に危険だそうだ。
これも道具買ってシーズン毎に自分でやる。ショップに頼むとやたら高いからw
室内の煙突を一部解体しビニールで受けを作り、おっかなびっくり屋根に上がって
専用の超長いブラシを入れてゴシゴシ。まぁ煤で真っ黒になれる。
その苦労に比べたら、灰の始末なんてどうということはない。

とまぁ、薪による暖房が激レア状態の日本じゃ、以上の必要作業を全て「趣味」として
楽しめる変態じゃないと、暖炉だの薪ストーブだのの維持管理は無理。
マイナーであるがゆえに非常に高い価格設定でも、全てを業者に頼めるような
金持ちは例外ね。しかし、金を払おうにも業者が存在してない地方都市もあるけどw
6七つの海の名無しさん:2009/02/20(金) 15:03:14 ID:3VmGjNeH
日本の冬はコタツみかんで充分。
7七つの海の名無しさん:2009/02/20(金) 15:20:00 ID:UWZuMu71
囲炉裏かもしくは火鉢がいいね
8七つの海の名無しさん:2009/02/20(金) 22:38:38 ID:G9HrolcP
さっきドキュメンタリーやってたけど、失業してもこういう家に住んでるんだからなポーランド人は
何が「豊かさ」なんだかワケわからなくなるそんな俺は6畳のワンルームでセラミックヒーター
9七つの海の名無しさん:2009/02/21(土) 00:14:41 ID:I9jmJZQE
三十コペイカ出してくれましたよ、なけなしの金を自分の手でね、この目で見たんです……なんにも言わずに
、ただ黙ってわしを見つめているだけでした……あんなことはこの世の人のやることじゃない、天国の人がやることだ
……あの世の者は人間どもに心を痛めて泣きはするが、咎めだてはしない、咎めるようなことはしないものです!
 ところが、このほうがかえって辛いです、咎めだてされないほうがかえって辛いんですよ!
 ……金は三十コペイカですがね、そう。あの子にだってその金は必要でしょう、この身ぎれいにするってこと、
身ぎれいにするってことは金がかかるものなんですよ、おわかりですか? 
おわかりですかね? おわかりですかな、おわかりですか、
あなた、この身ぎれいにするということがどんな意味か? それなのに、血をわけた父親のこのわしはあの
三十コペイカの金を迎え酒の呑み代にふんだくって来てしまった! そしてこうして呑んでいる! そしてもう呑んじま
ったんです! ……さあ、わしのような、こんな男を、いったいだれが憐れんでくれますかね? え? あなたは今、
このわしをかわいそうだと思いますか、どうですか? 言ってくれないか、あなた、かわいそうか、かわいそうでないか?
 へ、へ、へ、へ!」
10七つの海の名無しさん:2009/02/21(土) 00:41:29 ID:mLFTVfv4
>ポーランドの冬は長い。太陽がめったに見られない代わりに、身近で炎を感じ、暖をとる

想像しただけで気が滅入る国だな。
11七つの海の名無しさん:2009/02/21(土) 03:10:28 ID:Y9hhfArP
暖炉っていいよ
電気を消して暖炉の明かりだけでHとか おまえらとは別世界の話だがな 

>>5 薪ストーブって暖炉から飛び出しているやつだろう?
あれは暖房効果はバツグンだし お湯なんかもあっためられるけど
小さい子がいると火傷しそうで使うのが怖いな。
先進国には 火がつきやすくて 煙が出なくて 2時間や3時間きっかりで
燃え尽きる木材なんかが売ってるよ。
12七つの海の名無しさん:2009/02/21(土) 03:13:31 ID:Y9hhfArP
>>10
ポーランドでそんなこと言ってたら、
フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、
ロシア、カナダ あたりはどうなる?
暖炉、家具、アルコールがキーワードか?
13七つの海の名無しさん:2009/02/21(土) 03:29:24 ID:h5xo5Ykl
>>9
マルメラードフ乙
14七つの海の名無しさん:2009/02/21(土) 05:37:50 ID:OyKegplQ
「気温が・・・℃の時、フィンランド人はどんなふうにふるまうか、そのとき他国では何が起きているか」

+15℃。スペイン人は毛糸の帽子をかぶり、手袋とコートを着用。フィンランド人は日光浴をする。
+10℃。フランス人は集中暖房をつけようとむなしい努力をする。フィンランド人は花壇に花を植える。
+5℃。イタリアでは車のエンジンがかからなくなる。フィンランド人はオープンカーでドライブする。
  0℃。蒸留水が凍る。フィンランドのヴァンターヨキ川の水は、ほんの少し凝固する。
−5℃。カリフォルニアでは住民が凍死寸前。フィンランド人は庭で、夏の最後のソーセージをグリルする。
−10℃。イギリスでは暖房を使い始める。フィンランド人はシャツを長袖にする。
−20℃。オーストラリア人はマヨルカ島から逃げ出す。フィンランド人は夏至祭りをおしまいにする。秋の到来である。
−30℃。ギリシャ人は寒さで死亡。フィンランド人は、洗濯物を屋内に干し始める。
−40℃。パリは凍えてガチガチ音を立てる。フィンランド人は屋台に行列する。
−50℃。シロクマが北極から退避しはじめる。フィンランド軍は、本格的な冬の到来までサバイバル技術の訓練を延期する。
−60℃。コルヴァトゥントゥリが凍結。フィンランド人はビデオを借りて家の中で過ごすことにする。
(コルヴァトゥントゥリはフィンランド北部・ラップランドにある山でサンタクロースが住むとされる)
−70℃。サンタクロースが南方へ引っ越す。フィンランド人は、
      コスケンコルヴァを屋外に保管しておけなくなり、いらいらする。フィンランド軍がサバイバルの訓練を開始。
(コスケンコルヴァはフィンランドの蒸留酒でアルコール度数が非常に高い。通常、飲む前にビンごと冷凍庫に入れて冷やす)
−183℃。食品の微生物が死滅
。フィンランドの牛は、乳しぼりに来る人間の手が冷たいと文句を言う。
−273℃。絶対零度。あらゆる原子の運動が停止。フィンランド人は「くそっ、今日はずいぶん寒いじゃないか」と言い始める。
−300℃。地獄が凍結。フィンランドがユーロヴィジョンで優勝する。
15大悟と大輔の呉越同州:2009/02/21(土) 08:12:57 ID:hvGmOIMs
寒いから そら暖炉だわ
16七つの海の名無しさん:2009/02/21(土) 08:44:33 ID:4FlqZZyq
>>14
ワロタw
17七つの海の名無しさん:2009/02/21(土) 09:18:41 ID:iQL0MgQo
>>8
データ厨には絶対に理解できない豊かさ

>>10
現地に行ってる人は、晴れている日もけっこう多くて日本の北陸よりはマシだって言ってたけどな
18七つの海の名無しさん:2009/02/25(水) 20:17:52 ID:WWLnYHLv
サントリーオールドのCM音楽が聴こえてきた。
19七つの海の名無しさん
>>17
人間開発指数を見るに、日本の方がよっぽど豊かのようだが。

それに年間日照時間も札幌に比べて00時間弱も少ないぞ。