メキシコ警察署長を解任、事件関与か 麻薬組織対策責任者の射殺
メキシコ南東部、キンタナロー州の観光リゾート地カンクン近くで2月4日、地域の
麻薬密輸組織対策責任者の射殺体が見付かった事件で、地元メディアは10日、
カンクンの警察署長が職務を解かれ、メキシコ市で自宅軟禁処分に置かれたと報
じた。
解任の理由は不明だが、署長は射殺事件の捜査を陣頭指揮していた。カンクン市
長は事件捜査の進展を図るためと説明、署長が事件に何らかの形で関与していた
ことを示唆した。また、同州の治安当局者は「カンクン警察を一新するためあらゆる
措置を取る」と述べた。
殺された退役将軍(当時63)は拉致される二十数時間前に、カンクンを含むベニト
フアレス地区の行政長の顧問として麻薬カルテル対策の責任者に就任したばかり
だった。共に誘拐された護衛官、運転手の射殺体も見付かっていた。将軍の遺体
は手を縛られ、やけど、手首骨折など残虐な拷問の跡があった。計11発撃ち込ま
れていたという。
3人は、将軍が顧問に就いた2日夜に拉致されていた。
メキシコで麻薬カルテル掃討は、カルデロン大統領の緊急な内政課題の一つ。大統
領は軍兵士を投入して対策に当たっているが、麻薬組織による治安当局者への報復
攻撃も絶えない。また、麻薬組織と治安、警察当局者の癒着も根強いとされる。
メキシコ連邦検察庁によると、麻薬組織など絡んだ凶悪犯罪による死亡者は昨年約
5400人で、2007年の倍以上となった。
ソース(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200902110012.html 関連スレ
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http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1233843857/l50