★オバマ大統領が初の週末演説、景気対策への取り組みを明言
ワシントン(CNN)
オバマ米大統領は24日、大統領の週末の慣例となっている国民向けの演説を、
就任後初めてインターネットとラジオを通じて行った。大統領は、失業率が
過去26年で最高水準に達し、何も手を打たなければ失業率が2ケタ台に上昇
する恐れがあると米経済の厳しい現状を説明し、緊急に景気対策を実施すると
明言した。
大統領は議会に対し、総額8250億ドル(約73兆円)の大型景気対策法案
をすみやかに可決するよう求めている。大統領は公的資金の使途について全面
的に説明責任を負うと約束し、法案成立後にはウェブサイト(www.recovery.gov)
で納税者に情報公開すると述べた。
大統領はまた、環境への負担が少ない代替エネルギーの送電網3000マイル
(約4800キロ)の整備、20億ドル(約1800億円)のコスト節減効果を
狙った連邦政府庁舎のエネルギー効率改善、1世帯平均350ドル(約3万
1000円)の光熱費低減を図る250万戸の住宅改修を打ち出した。
ホワイトハウスはこのほか、大学生向け奨学金制度への追加投資や、大学生
400万人を対象とする2500ドル(約22万2000円)の税控除、理系の
奨学研究者(フェローシップ)の3倍増を盛り込んだ「米再生再投資計画」の
報告書を発表した。
2009.01.25 Web posted at: 13:01 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200901250002.html