「KGB元スパイが英夕刊紙を買収」
旧ソ連国家保安委員会(KGB)のスパイだったロシア人富豪、アレクサンドル・
レベジェフ氏(49)が181年の歴史を持つ英夕刊紙イブニング・スタンダードを
わずか1ポンド(123円)で買収した。英紙が伝えた。同氏はプーチン露首相と距離を置く
“親欧派”といわれるが、英メディアを手中に収めた元スパイの真意をめぐってさまざまな
憶測が飛び交っている。
同氏は1982〜92年、対外情報を担当するKGB第1総局(後にロシア対外情報局)に勤務。
80年代後半には経済担当の肩書でロンドンのソ連大使館に赴任し、国際金融街シティで
カネの動きを追っていた。
その後、実業家に転身。企業買収を繰り返して財を成し、米経済誌でロシア人富豪の
39位にランクされた。ロシアの銀行や航空会社のほか、ロシアの新聞2紙も経営。
1紙は2006年にプーチン批判の女性ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさんが
射殺されたノーバヤ・ガゼータ紙。もう1紙はプーチン氏が秘密裏に離婚し、元新体操の
世界女王と再婚の準備を進めていると報じたモスコフスキー・コレスポンデント紙(後に発行停止)。
イブニング・スタンダード紙は1827年に創刊され、最盛期には50万の部数を誇った。
しかし無料夕刊紙が相次いで発行され部数が30万を割り込み、年1000万ポンド
(12億3000万円)以上の赤字を計上。今回の金融危機で広告収入が激減していた。
引用元:MSN - 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/ (2009年 01月 21日 17:56 JST)
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090121/erp0901212214005-n1.htm ----------------------
「元KGBスパイの富豪、英紙イブニング・スタンダードを買収」
旧ソ連の国家保安委員会(KGB)の元スパイだった富豪のアレクサンドル・レベジェフ
(Alexander Lebedev)氏が、ロンドン(London)の夕刊紙イブニング・スタンダード
(Evening Standard)を買収した。同紙発行元のAssociated Newspapersの親会社
Daily Mail and General Trust(DMGT)が21日発表した。
DMGTは声明で、「Associated Newspapersは、イブニング・スタンダード紙の株式の
過半数をアレクサンドル・レベジェフ(Alexander Lebedev)氏と息子のエフゲニー・
レベジェフ(Evgeny Lebedev)氏の設立したイブニング・プレス(Evening Press)に
小額で売却することで合意した」と発表した。
「イブニング・スタンダード紙の発行元として新会社のイブニング・スタンダード社が
設立され、株式の24.9%をAssociated Newspapersが所有する」(DMGT声明)
レベジェフ氏が新たに設立される発行元の会長に就任し、息子のEvgeny氏は専務取締役に
就任するという。
ロシアのメディアによると、レベジェフ氏は、KGBの元スパイで、1987-91年にかけて、
ロンドンで在英ソ連大使館のもとで勤務していた。1991年に退職し、ビジネス界に転身し、
銀行業務や航空産業に携わってきた。
引用元:AFP BB
http://www.afpbb.com/ (2009年01月21日 23:27)
http://www.afpbb.com/article/economy/2561173/3710147