★東欧のMD計画見直しも 公聴会で米次期国防次官
【ワシントン15日共同】
オバマ次期米大統領が政策担当の国防次官に指名した元国防大教授のミシェル
・フロノイ氏は15日、上院軍事委員会の指名承認公聴会で、ブッシュ政権が
東欧で進めてきたミサイル防衛(MD)施設建設計画の見直しを検討する考え
を明らかにした。
同計画はブッシュ政権がポーランド、チェコ両政府に働き掛け、実現に意欲を
示してきたが、ロシアが強く反発。米ロ両国間の外交懸案に発展していた。
計画断念を含む大幅な見直しにつながれば、米政府が巨額をつぎ込み、日本も
部分的に関与してきた米国のMD計画全体にも影響が出る。
フロノイ氏は公聴会で、ロシアとの緊張を和らげるという広い意味での安全保障
上の観点から東欧での計画を見直すべきではないかとの指摘に対し、「その通りだ」
と明言。長期的な国防計画見直しの検討項目の1つに含める考えを表明した。
2009/01/16 12:05 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009011601000276.html