【EU】2009年前半の議長国、リスボン条約未批准のチェコの手腕に不安感[12/23]

【EU】2009年前半の議長国、リスボン条約未批准のチェコの手腕に不安感[12/23]

二〇〇九年前半の欧州連合（ＥＵ）議長国となるチェコに対し、ＥＵ内で手腕への不安が
高まっている。チェコはアイルランドに並ぶ新ＥＵ基本条約「リスボン条約」の未批准国。
外交姿勢も定まらず、金融をはじめとする危機の時代に、欧州のかじを取る信頼感に乏しい。

チェコのトポラーネク首相は二十一日、ＡＦＰ通信に対し、発効のめどが立たない同条約について
「議長国としての優先課題ではない」と、打開は急がない考えを示した。

首相が消極的なのは国内政局のためだ。市民民主党が軸の連立政権は、下院での議席が半数未満。
野党の社民党は条約に反対ではないが、米国と受け入れを合意したミサイル防衛（ＭＤ）計画には
反対する。与党は条約とのセットでＭＤ承認も取り付ける狙いで野党と駆け引き。とりあえず、
条約の採決は来年二月に先送りされた。

仮に議会が承認しても、クラウス大統領の署名が必要だが、大統領はＥＵ拡大に異議を唱え、
プラハ城の大統領府にＥＵ旗の掲揚すら認めない。ＥＵが対策に力を入れる地球温暖化問題も
「イデオロギー問題にすぎない」と切り捨てる。

国際貢献の面でも、チェコ下院は十九日、アフガニスタンへの軍派遣延長計画を否決。
北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）指揮下のチェコ軍五百人は、アフガンから二月末までに
撤退することになり、失望を買っている。

現ＥＵ議長国フランスは、今回の金融危機でイニシアチブを発揮し、信頼感を高めた。

チェコはユーロ未導入国。トポラーネク首相は「議長国を務める半年間に、経済分野で
思いもよらぬ事態が起きるのは間違いない」と予告している。

ソース　東京新聞　2008年12月23日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008122302000102.html

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どうでもいいニュース

CISを除いたヨーロッパで極右政権が残ってるのはここだけか
アイスランドもハンガリーも国が陥落したからな

果たして議長国チェコはその手腕でEU諸国をイかせられるのか？！