■ イラン反体制派に退去要請 イラク政府、3500人に
ロイター通信によると、イラク政府は21日、首都バグダッド近郊のキャンプで約20年間暮らす
イランの反体制組織ムジャヒディン・ハルク(イスラム人民戦士機構、MKO)のメンバーら約3500人
に対して、国外への退去を求めると通告した。
MKOは別名、イラン人民ムジャヒディン機構(PMOI)。米国などがテロ組織に指定している。
ルバイエ国家安全保障担当顧問らが、メンバーらに対し、キャンプの警備をイラク政府が米軍か
ら引き継ぐのに伴い、政府はキャンプを閉鎖、非強制的な方法で住民の退去を求めると伝えた。
イラク政府の声明は「隣国に反対する活動を行うことは危険だ」と指摘。MKOはイランに退去させ
られれば処刑されると懸念しており、国連が受け入れ国を探しているが、見つかっていない。
(共同)
* MSN産経 (2008/12/22-09:01)
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/081222/mds0812220901002-n1.htm