★イラン、ベネズエラ機で核ミサイル部品をシリアに輸送=イタリア紙
【ローマ21日AFP=時事】
イタリアのスタンパ紙は21日付で、イランは良好な関係にある
ベネズエラの航空機を利用して、国連の禁輸措置をかいくぐって
シリアにミサイルに使用される部品などを運び込んでいると報じた。
同紙は米およびその他の西側情報機関からの情報として、イランは
ベネズエラのコンビアサ航空機を利用して、シリアにミサイル製造に
使用されるコンピューターやエンジン部品を運んでいると伝えている。
これらのミサイル用部品は国連決議の付属文書に弾道ミサイル計画に
関与しているとして記載されたイランの企業グループから供給された
ものだという。
同決議は世界各国にイランのウラン濃縮・核弾頭搭載兵器製造計画に
使用される可能性のある技術や物品の供給、売却、移転を禁じている。
同紙はまた、ベネズエラはイランに航空機を利用させる見返りとして、
イランの革命防衛隊などから自国の警察や秘密情報機関の訓練を受けて
いると述べている。
シリアは中東地域におけるイランの親密な同盟国で、両国は
2006年6月に軍事協力協定を締結している。〔AFP=時事〕
2008年12月22日10時39分 / 提供:時事通信社
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