★オバマ大統領就任式当日は携帯通話不能? ワシントン
ワシントン(CNN)
バラク・オバマ米次期大統領の就任式が行われる1月20日、首都ワシントンの
会場周辺では携帯電話がつながりにくくなることが予想され、携帯電話各社が回線
の容量を増やすなどの対策に乗り出した。
会場周辺には当日、就任式を見ようと全米各地から大勢の人が詰め掛ける見通し。
米携帯電話業界団体のセルラー通信工業会(CTIA)によると、ワシントン
中心部の国立公園ナショナルモール周辺では式典の模様を伝えようとする通話や
メールが殺到して回線が混雑し、つながりにくくなることが予想される。
携帯電話大手のスプリントとベライゾンは就任式に備え、回線の容量を増やす工事
を進めている。スプリントは16日、ワシントンのビル屋上に設置した基地局の
容量を増設。当日は非常事態用の設備も動員する計画だ。この設備は通常、ハリケ
ーンで基地局が破壊されるといった非常事態を想定したもので、車両に衛星システム
などを搭載して携帯電話の基地局として利用する。
万が一の事態に備え、警察などは優先的に通話ができるアクセスコードを確保する。
スプリント広報によれば、一般の携帯電話は通話よりもメールの方がつながりやすい
見通しだが、写真やビデオなどの大容量データ送信には時間がかかりそうだ。公衆
電話や固定電話を利用するのも手だという。
2008.12.17 Web posted at: 15:25 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200812170014.html