米デトロイトの主要2紙、宅配を大幅縮小・ウェブ版拡充へ
【ニューヨーク=佐々木良寿】米ミシガン州デトロイトの地元主要紙フリー・プレスとニューズの
業務部門を担当するデトロイト・メディア・パートナーシップ社は16日、宅配を大幅縮小し、
ウェブ版の拡充を目指すことなどを柱とした販売戦略を発表した。
米メディアによれば、米都市圏の主要紙が宅配の見直しを打ち出したのは初めて。
デトロイトは、破綻危機に直面する自動車産業の中心地。印刷や配達のコスト削減で生き残りを
狙うもので、金融危機の打撃を受ける米新聞界に同様の動きが広がる可能性も指摘されている。
米新聞業界では、有力紙ロサンゼルス・タイムズやシカゴ・トリビューンなどを傘下に置く
トリビューン社が破綻するなど、経営環境は厳しさを増している。
発表によれば、フリー・プレス紙は宅配を木、金、日曜日の週3日に、日曜版を発行していないニューズ紙は
木、金曜日の週2日に限定。新聞は店頭販売用に毎日発行するが、宅配日以外は短縮版とする。
購読契約者は、ネットを通じて紙面の印刷ができるようにし、紙面提供の軸足をウェブに移行させる。
宅配日は、広告効果が最も高いとされる曜日を選んだ。来年3月をメドに実施する予定。
フリー・プレス紙の発行部数は平日版約29万8000部(うち宅配約20万部)で同州最大。
ニューズ紙は同17万8000部(同約9万7000部)。
ソース:読売新聞 (2008年12月17日18時53分)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081217-OYT1T00558.htm 関連スレ
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