やはり仕事についている間は、ゲームにあまり時間を割けないということなのか。リサーチを
専門とする非営利団体“Pew Internet & American Life Project”は、アメリカ人のゲーム生活
の実態を探るため、2,054人の成人を対象に調査を実施した。
その結果をみると、高齢になるほどゲーム人口は少なくなり、18?29歳のうちゲームをプレイ
する人の割合は81%、65歳以上では23%にまで下がる。これはまあ予想できる範囲だろう。
ところが、ゲームをプレイする人に対象を絞ってみると、高齢者になるほど頻繁にプレイして
いることがわかる。65歳以上のゲーマーのうち、毎日(またはほとんど毎日)ゲームをプレイ
する人の割合は“36%”。これより若い年齢区分では、いずれも20%程度にとどまっている。
おそらく、退職した高齢者がゲームに割ける時間は若い人よりも多い、ということなのだろうが、
それにしても飛び抜けて高い数字。高齢者向けのソフトは、頻繁にプレイしてもらうことを想定
してもいいのかもしれない。
今回の調査では、18歳以上の成人のうち53%は、コンピュータ/家庭用ゲーム機/携帯ゲー
ム機/携帯端末/オンラインなど、何らかの形でビデオゲームをプレイしていることも判明(これ
がティーンエイジャーだと97%にもなる)。また、成人ゲーマーの73%がコンピュータ、53%が
家庭用ゲーム機を用いているが、18?29歳のゲーマーだけに着目するとこの割合が逆転し、
75%は家庭用ゲーム機、68%はコンピュータを用いているという。
さらに性別でみると、男性の中でゲームをする割合は55%、女性では50%と、男性のほうが
わずかに上回っている。また、教育レベルが高いほどゲームをプレイする率も高まるという。
http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2008121102/