★株価の下落でネット恋愛が盛況
[ニューヨーク 8日 ロイター]
複数の恋愛目的のウェブサイトによると、世界中の株価急落を受けて、
経済的な問題から気をそらしてくれるものとして、より多くの人が
ネットで恋愛対象を探すことで運を試すようになっている。
金融危機が起こった9月以降、つらい時期をともに過ごす相手を探そう
とする人や、実際に会ってデートをする時間やお金を倹約してネットで
パートナーを探す人が増加したため、ネットでの恋愛サイトが活発化
したと、複数のウェブサイトが報告している。
eHarmonyのシニア・リサーチアナリスト、ジアン・ゴンサガ氏は、
ロイターの取材に答えて「ダウ平均が100ポイント以上下落した
ような日には、より多くの人がネットにログインして、より多くの
時間を過ごした」と語った。
ゴンサガ氏はまた、「非常に道理にかなっている。ストレスのかかる時には、
相手を必要とするもの。複数の研究結果が繰り返し、交際相手がいることは、
精神的、肉体的安定をもたらすことを示している」と指摘した。
オンライン・デートサービスのMatch.comは、11月に過去7年間で最大の
会員数増加を経験したと明らかにした。経済の悪化が人々を恋愛に駆り立て
たためだという。
40カ国でデートサービスのサイトを運営するMatch.comの最高経営責任者、
トーマス・エンラート・ムーニー氏は「このようなときには、人々はその
希望をメールの受信ボックスに求めるものだ」と話した。
Perfectmatch.comは、9月から11月までの3カ月の会員数が、その前の
3カ月から47%増加したと発表。オンライン・デートが景気に連動しない
不況に強いビジネスであるという説をサポートする結果となった。
オンライン・デートサービスのdate.comやmatchmaker.com、amor.comを運営
するAvalanche LLCが実施した調査によると、48%の人がデートの相手になる
可能性がある人と実際に会う前に、ネット上で、あるいは電話でより多くの
時間を過ごしていることが分かった。
2008年 12月 10日 14:04 JST ロイター
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-35354920081210