■ 武装勢力「アルシャバブ」が中部の交易都市グラエルを制圧、戦闘で13人が死亡
強硬派イスラム教徒の反政府勢力「アルシャバブ」(al-Shabaab)が戦闘、ソマリア中部の
交易都市を制圧したと地元住民が6日語った。この戦闘では少なくとも13人が死亡、数十
人が負傷した。
首都モガディシオの北370キロにある交易都市グラエル(Gurael)は、ソマリア政府とその軍
事同盟国エチオピアに対する2年間の反乱でソマリアの中部と南部一帯を支配下に置き、
勢力拡大を続けるアルシャバブの勢力下となった。
地元の穏健なスンニ派イスラム教徒のグループと同盟を組む政府との3日間の戦闘のあと、
アルシャバブ(アラビア語で若者を意味する)がグラエルを奪取した、と地元住民らは話した。
住民らによると、アルシャバブの兵士がそのスンニ派グループの地元のコーランの教師を
逮捕したあと、戦闘が始まったという。
「私だけでも10体の遺体を見た。6人は昨日、今朝は4人の遺体が道に転がっていたんだ。
そして今やアルシャバブの支配下だ。」と地元に住む Ali Aden がロイターの取材に電話
で応じた。
銃弾から逃れる人で満員だったトラックが銃撃され、3人の女性が死亡したとその場の混沌
を語った。
地元の人権団体によれば、5000人以上のグラエル住民が近くの森へ逃げ込んだとのこと。
医療スタッフは圧倒された。グラエル病院の看護師 Ismail Ali 「一般人・兵士併せて15人の
負傷者を受け容れました。さらに多くの人々は他の町へと逃げたと聞いています。」と語った。
同日、Dobley の南の町でもアルシャバブと地元民兵の戦闘で7人が死亡したと地元住民が
語っている。ケニアに接する国境近くでは過激派勢力が活発だ。
さらに同日、バイドアでは市場で政府軍兵士に男が手榴弾を投げつけ、爆発で一般人3人が
死亡、投げた男も兵士に射殺された。目撃者の Hussein Afrah がロイターの取材に答えた。
2007年始めからアルシャバブとその他イスラム教過激派たちはモガディシオで迫撃砲による
攻撃や沿道での爆破・暗殺など「イラクスタイル」での反乱活動を行い、南部ソマリア全域で
徐々に拡大しつつある。首都モガディシオの数マイル先の1つの町も既に彼らの勢力下だ。
エチオピアはソマリアからの年内撤兵、西側勢力に支持された暫定政権も分割されている
中、アルシャバブがモガディシオすらも勢力下に収めるのではないか?と思う人さえいる。
しかし、イスラム教徒グループの中にはアルシャバブの過激さに対して反発し、国連の仲介
による和平会談を支持している。
* Reuters AFRICA (2008/12/06-12:15 GMT)
Somalia's Al Shabaab seize central town, 13 dead
http://africa.reuters.com/wire/news/usnL6272113.html * 関連
【ソマリア】エチオピア軍のイスラム勢力に対する戦闘で市民ら16人死亡…首都モガディシオ[08/12/05]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1228664975/ 【ソマリア】市場で連続爆弾テロ、少なくとも6人死亡、20人負傷〜バイドア(11/1)
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1225551426/ // dat落ち
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http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1225292014/ // dat落ち
【ソマリア】首都で戦闘、17人死亡−AP通信報道 [10/7]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1223424446/ // dat落ち
などなど
* 依頼・主文の翻訳頂きました
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1224133244/481