【インド】15歳少年はなぜ惨殺されたか?「カースト越しのラブレター」事件を考える [11/25]
1 :
不思議の国のありすφ ★:
★インド発。15歳少年はなぜ惨殺されたか?「カースト越しのラブレター」事件を考える。
インドで自分よりも下位のカーストに属する少女にラブレターを書いた15歳の少年が、
登校途中に相手カーストのメンバーに拉致され、髪を刈られて市中を引き回された挙げ句、
少年の母親が命乞いをする声も空しく、線路に投げ込まれて轢死するという何とも
痛ましい事件が起きた。少年の行為はなぜこれほど残忍な私刑に発展したのだろうか。
一般にカースト制度とはバラモン(僧侶)、クシャトリア(王侯・武士)、ヴァイシャ(平民)、
シュードラ(隷属民)の四つの身分(これは「ヴァルナ」と呼ばれる)に加え、これらに
属さないアウトカースト(不可触民)を含めた五つの区分で構成される身分制度だと
思われているが、その中にはさらに職業別に細分化された階級制度「ジャーティ」という区分がある。
ジャーティの種類は2000〜3000とも言われ、世襲されながらインド社会に完全な分業体制を構築している。
一般に、身分制度のヴァルナと職業別階級区分のジャーティを総称してカースト制と呼ぶが、
カーストという語はきわめて多義的に使われるためこの記事の中では以後使用しない。
基本的に結婚は同じジャーティ内に限られているが、異なるジャーティ間の結婚もまれにあるという。
これらがただの職業区分にとどまらず身分差別を伴うのは、ヒンドゥー教の「清浄」の概念と
輪廻転生の世界観が背景にある。全てのジャーティには序列が決められており、上のジャーティほど清浄、
下にいくほどけがれていると考えられている。
今生の身分は前世の行いによる必然であり、それは現世の自分の人生を懸命に生きること
(=生まれながらに与えられた職業に専念すること)によってのみ来世の身分に良い影響を及ぼすと
信じられている。自己救済のために職業別階級を守らなければならないというヒンドゥー教の教えこそ、
独立後の憲法で禁止されたはずのヴァルナ・ジャーティ差別を残存させている主な原因なのである。
人を救うはずの宗教が人を束縛し、その目をふさぐこともあるという典型的な例だ。
新しい職業を多く産むIT産業の発展などによりカースト制は除々に薄れつつあるが、都市化が進んで
いない地域ほど根強く残っているのが現実である。さらに新しい職業がこれまでのジャーティの
しがらみから自由だといってもそれは表向きのことで、働く人の意識の底にヒンドゥー教が根付いて
いる限り、国民の八割が信じている教えをないがしろにして著しく身分の劣る人間を自分の部下として
使いたがる人間は多くないはずだ。つまり新しい職業であっても、下層階級に開かれている門戸は
広くない上、貧しい下層階級の人々にはそこへ到達するための高等教育を受ける機会からして
少ないという現状がある。
>>2へ続く
2008年11月25日11時45分 / 提供:Techinsight Japan
http://news.livedoor.com/article/detail/3913468/
2 :
不思議の国のありすφ ★:2008/11/25(火) 15:28:02 ID:???
>>1より
配信元であるロイターのサイトには英文でやや詳しく記されていたが、日本語に訳されて配信された
ニュースはその要約に過ぎなかった。そのため、日本のネット掲示板やニュースのコメント欄には
事件の真相を巡って、「少女はマフィアの女で、処分された警官は買収された」、「少年のラブレターが
上位の立場を利用して少女を手込めにするような愚劣な内容だった」などと様々な憶測が飛び交っていた。
真相を突き止めたという確証はないが、以下の情報が参考にはなるだろう。まず、事件が起こったのは
インドの最貧困地域、北東部にあるビハール州の州都パトナである。少年も少女もともに下層階級に
属している。少年は「"rival caste"のメンバーによって拉致された」と書かれており、両者の身分差が
わずかだったせいもあってか、ただでさえ乏しい利権や財産を巡って両者のジャーティが対立していた
ことが想像できる。
日本人の感覚でいえばたかが恋愛だが、インドでは見合い結婚も多く、貞操観念は相当に異なる。
とりわけ場所が田舎であれば恋愛が結婚を前提にしたものであることも多いだろう。この結婚がまず
クセモノなのだ。インドでは男尊女卑の価値観が根強く、もし結婚することになれば嫁の側が持参金
(ダウリー)としてまとまった財産を提供しなければならない。その金額は婿の職業や地位によって
決まるが、大卒者の初任給の40 倍〜800倍とも言われており、一族の家計を長期にわたって圧迫する。
中には女児の誕生を呪いの仕業と見なす家族もあるというぐらいだ。さらに恐ろしいことに結婚時
もしくはその後のダウリーの追加要求を娘の家族が満たせない場合には婿の家族にいびられた末、
事故に見せかけられて殺されるケースも多いという(被害者は毎年6000人〜7000人で多くはキッチン
での事故を装い焼き殺される)。彼のアプローチが最初からダウリー目当てだと解釈されれば
こういった事情もあるいは関係していたかもしれない。それは結束の固い集団にしてみれば
自分たちの財産や利権(例えば土地やそれにまつわる薪や果実の採取)の流出をも意味しているだろう。
原文では北部地方のような田舎では、こうしたジャーティを越境するアプローチはしばしば相手方の
家族を激怒させ、家族の名誉のために殺人沙汰になることも珍しくないと結んでいる。先に紹介した
ようにヒンドゥー教徒が守らなければならない最も基本的な生活態度はそれぞれの職業区分の中で
懸命に生きることである。少年のアプローチはそれを妨害するものだという解釈もできる。
原文を読む限りでは、ヒンドゥーの教えに背くようなことをさせて娘をたぶらかそうとしている男
として殺害されたと読むのが妥当かもしれない。
おそらく少年はそういった事情を考慮せず(あるいは募る想いを抑えきれず)に少女にラブレターを書いた。
故意か偶然か、それが少女の周囲の人たちの知るところとなった。少年は純粋な恋心からアプローチした
だけだったかもしれないが、相手はそうは受け止めなかった。人間同士のコミュニケーションに誤解は
つきものだが、これほど悲しい誤解のされ方があるだろうか。どういった事情があるにせよ、15歳の少年を
惨殺して守られる名誉とは何だろうか。今生の生き方によって来世が決まるならば殺人などタブーの
最たるもので、本末転倒も甚だしい。仮に少年に何らかの落ち度があったとしても、事件が伝える悲惨さは
露ほども変わらない。
ちなみにこのビハール州はブッダが悟りを開いた土地・ブッダガヤのある州として知られるが、
仏教の聖地で人間の煩悩はいまなお深い。少年の冥福と理不尽な悪習の一日も早い消滅を祈るばかりだ。
▽元スレッド
【インド】自分よりも下級カーストに属する少女にラブレターを書いたインドの少年、殺害される [11/20]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1227174302/l50
3 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 15:34:58 ID:Z5pvTjSm
で これって実行犯などは捕まらずにいるの?
4 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 15:35:24 ID:7+EwoljY
インドに「カイドウ」(部落解放同盟)を輸出しるべきである。そして「確認会」および「糾弾会」を開くべき
である。
カーストと宗教問題が解決したらどう考えてもインドが最強、
しかし現実は厳しい。インド人の前には日本のゆとり世代は
赤子に等しい。
6 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 15:37:32 ID:XLaDBBaP
インド人の場かさ加減がよくわかる事件だ。
おかげでインドに投資した金を早めに引き上げる算段ができた。
殺された少年は気の毒というほかない。
だが、ひとごとではない。日本でもカルトが政権与党にいるのだから。
わからん!
日本の、「えった」の方がまだしも、、、、
8 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 15:43:30 ID:7+EwoljY
第10代インド共和国大統領であった「コーッチェリル・ラーマン・ナーラーヤナン」(Kocheril Raman Narayanan)タソ
の出自は、いわゆる「アン・タッチャブル」とされた「最下位カースト」の出であったが国家元首にまで上り詰めたわけだ。
カースト制度は法的な根拠は無くなったにしても「因習」としてはなかなか無くすなんて容易い事ではないでそう。都市部
ならば実力で伸して逝く事は可能だろうが、田舎に逝けば逝くほどムズカシスと思われ。長い年月が必要なのでそう。
9 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 15:44:01 ID:iEkcAmf0
未だにこういうのが残ってる国を先進国首脳会議に招待するのはどーなのよ。
もちろん中国も論外だけどさ。
10 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 15:46:31 ID:kn9PPAUo
日本の解同派遣しろよ、全員さ。
11 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 15:50:25 ID:7+EwoljY
>>9 未だにこういうのが残ってる国を先進国首脳会議に招待するのはどーなのよ。
突っ込まれた新興国がわは、先進国の中にも少数民族差別が残っているじゃまいかと反論してくるでしょう。
クニが見て見ぬふりを続けるか、法律や制度や税制や教育なぞ「撤廃」しるためのあらゆる施策を講じるか、
クニとしての姿勢が問われるって事でそう
12 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 15:50:57 ID:RCqZ/dUX
現地ではお咎めなし。市中引きずり回しの時には警官も笑いながら見てるクソっぷりらしいわ
13 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 15:51:29 ID:2NRiBHny
時々、日本人でよかったと思うな。
外国だと、とっくに死んでいたかと。
14 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 16:00:36 ID:TBHKaHcB
イスラムでも一部過激なのがあったな
あの男とこっちの小娘はどうやら心を通じて(情を通じてではない)いるらしい
と思われただけでも小娘が殺されたりするらしい
15 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 16:06:28 ID:ERJNqMcn
これが残ってるからインドの台頭は脅威でもなんでもないのよな。
しょせん精神的後進国。
16 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 16:07:50 ID:vQete5Rs
in土人モビ栗
17 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 16:08:25 ID:jfezbn6z
最下層のカーストの人は人間にカウントされてないらしいね。鳥より低いカーストもあるとか
18 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 16:11:59 ID:hE7jKR8h
他人様の宗教を悪くは言いたくはないけど
昔のルールって所詮は作ったもん勝ちだよね
どこも男のための女性差別…
これで殺害された少年が純粋に娘に恋をしていたとかだったら
あまりにも悲惨過ぎるわ
これだから田舎はってレベルを超越してるよな
20 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 16:15:35 ID:ZlTGhE/e
こういう下層出身者の人が大学時代に留学生としてきてたけど、
やっぱり、アメリカ国籍を取得したよ。
ただ、本人としては豚骨ラーメン大好きだったから、
日本人になりてーって最後まで涙目だったけど。
21 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 16:16:29 ID:7+EwoljY
>>14 イスラムでも一部過激なのが・・・・・・
「姦通罪」(かんつうざい:配偶者のある者が第三者とセックルする罪)でそ。
それが「許婚」(いいなずけ)の逝る未成年の少女が「強姦」されたとしても、「石打の刑」とか場合によっては
「死刑」になったりする場合もある。日本では完全に何の非もない「被害者」なのに。ってか、日本も大昔は
「強姦の被害者にも非がある」と責められた時代もあったのだが。
22 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 16:36:33 ID:7M9HlCsG
厳しいな
(´・ω・`)
23 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 16:59:55 ID:ngEHROK9
インド人で偉そうなのは
やっぱカーストで上位に位置してるやつかねぇ。
2mくらいあるデブインド人に写真とるように頼まれて
とってやったら、アングルが悪いと何度も取り直しさせられた。
こっちは一応笑顔で接してやってるのに愛想笑いひとつなし。
最後には、アングルに納得いかないながらも、あきらめたような表情で「サンクス」とボソっといって
観光続けやがった。
■ブラフミン(サンスクリットでブラーフマナ、音写して婆羅門(バラモン))
神聖な職についたり、儀式を行うことができる。ブラフマンと同様の力を
持つと言われる。「司祭」とも翻訳される。
クシャトリア(クシャトリヤ)
王や貴族など武力や政治力を持つ。「王族」、「武士」とも翻訳される。
ビアイシャ(ヴァイシャ)
商業や製造業などにつくことができる。「平民」とも翻訳される。
スードラ(シュードラ)
一般的に人々の嫌がる職業にのみつくことが出来る。スードラはブラフミンの影にすら触れることはできない。
「奴隷」とも翻訳されることがある。先住民族であるが、支配されることになった人々である。
日本にもある。
■ブラクミン・・・最高位。必ず生活保護が貰える。
クサトリア(草取り屋→草加)・・・マスコミに優先的に入れる。
ヒガイシャ・・・強制連行と唱えれば、日本に住める。
スンドラ(「最初から日本に住んどらぁ」の意味)・・・最下層。税金納めるだけ。
25 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 17:17:25 ID:fs6BZ7qX
>>15 >これが残ってるからインドの台頭は脅威でもなんでもないのよな。しょせん精神的後進国。
これ、典型的な文系の勘違いってやつね (^^; 事実を見てない
感情とか主観は、現実に影響を与えない まだ、宿便とか民度とか血液型とか信じてるんだろ
26 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 18:18:01 ID:NjdkkFTP
要は、敵対グループの女に手を出した制裁みたいなもんだろ。
>>25 馬鹿だな、お前も
>>15も現実と認識しているつもりのものなんて
全て主観に過ぎないのだよ。
28 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 18:20:36 ID:g9Hpwkk9
予定説ということで、これはカルヴァン派キリスト教徒と似てるんだよね。
やっぱアーリア人の本性ってこれなんだろ>予定説
それはいけないということでカトリックが頑張ってるわけで。
29 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 19:51:33 ID:bAiPMrI7
これも神の戯れ。
30 :
七つの海の名無しさん:2008/11/25(火) 20:09:29 ID:ldn5o28J
ジャーティから解放されるために、
仏教に改宗する人もいるそうな。
支那畜妻より、下層カーストの
インド人美女を、改宗ついでに
妻にしちゃえば、日本の少子化に
少しは歯止めがかかるかも?
31 :
七つの海の名無しさん:2008/11/26(水) 00:09:39 ID:SJTlkxuU
読めば読むほど嫌になる実態だな
32 :
七つの海の名無しさん:
>>30 インドではジャーティから逃れるために他の宗教に改修する人が後を絶たない。
が、インド人にはこの制度と発想が染み付いているため、
イスラムでもキリスト教でも仏教でも新興宗教や無宗教団体でさえも、
擬似カースト、擬似ジャーティとでも呼ぶべき階層制度が生まれてしまっており、
結局そこから逃れることが出来ない。
逃れる方法は移民してインド人コミュニティから離れて暮らすしかない