★チャベス大統領がCDリリース、選挙戦で熱唱 ベネズエラ
カラカス(AP)
統一地方選を23日に控えたベネズエラで、ウゴ・チャベス大統領率いる
与党が音楽CD「戦いの歌」をリリースした。
支持者集会で歌声を披露して拍手や時には笑いを誘っているチャベス大統領。
お気に入りの1曲は、自分の祖父だという19世紀の反政府勢力指導者に
捧げる民謡調の歌で、今回のCDにも収録された。
ほかにも大統領の演説を盛り込んだラップ調の「戦闘員とチャベス」、
1960年代にベネズエラの左翼に愛されたシンガーソングライター、
アリ・プリメラの甥(おい)が手掛けた「コムラード」などの楽曲を収録。
ジャケットには、握りこぶしを振り上げた画像があしらわれている。
ベネズエラの選挙戦では昔から、有権者にアピールする手段として音楽が
付きものだった。チャベス氏の対立候補も負けておらず、各地でコンサートを
開いて自分たちの候補者を応援し、対立候補をからかう歌を大音響で流している。
憲法改正案が昨年の国民投票で否決されたチャベス大統領にとって、今回の
統一地方選は大きな正念場となる。来年には再び憲法改正案を提案したい意向だ。
2008.11.20 Web posted at: 18:15 JST Updated - AP
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200811200026.html