オバマ氏、ゲーツ国防長官の続投を要請か 少なくとも1年と
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は12日までに、新政権の
国防長官人選でオバマ米次期大統領がゲーツ現長官に少なくとも1年間の
留任を要請する可能性があると報じた。次期大統領の政策顧問の情報としている。
イラク、アフガニスタンで軍事作戦を抱え、政権移行期をにらんで
米国防総省の指導力の一貫性を重んじた措置ともされる。同紙によると、
米国防総省高官は、長官がこの旨の打診を受ければ受け入れるだろうと語った。
ただ、オバマ氏陣営が最終決定したわけではないともしている。他候補も
検討中で、クリントン前政権時代のダンズィグ元海軍長官らの名前が浮上している。
同紙によると、ゲーツ氏の暫定的な続投が決まった場合、アフガニスタン
軍事作戦で同氏とオバマ氏の戦略が重なっているのが一因ともなった。
両氏はいずれも、治安が悪化するアフガンを対テロ戦争の主戦場などとみており、
増派を唱えている。
ただ、イラク軍事作戦では、オバマ氏が駐留米軍の早期撤収を主張、
ゲーツ長官は撤退の期限明示に反対しており、調整が必要ともなっている。
ゲーツ氏続投については、民主党の有力者、リード上院議員が最近、
支持を表明した。同議員は新国防長官候補としても取りざたされている。
2008.11.12 Web posted at: 21:27 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200811120023.html