バクダッドの市場で連続自爆攻撃、朝の買い物客など28人死亡
イラクの首都バグダッドのスンニ派地区アダミヤで10日朝、2件の連続爆破テロがあり、
治安当局によると女性や子どもを含む少なくとも28人が死亡、68人が負傷した。
現場はアダミヤの市場で、内務省と国防省によると、まず自動車にしかけられた爆弾が
爆発し、数分後、最初の爆発で混乱する人びとの中に自爆犯が駆け込んで自爆した。
目撃証言ではテロが起きたのは現地時間午前8時(日本時間午後2時)ごろ。市場は朝の
買い物客で混み合っており、少女たちを乗せたスクールバスがちょうど通りかかった
ところだった。近隣には治安部隊の隊員らが朝食を取ることの多いレストランやカフェが
多いという。
バクダッドでの爆破テロでは、6月17日に北部Al-Hurriyah地区で51人が死亡した自動車
爆弾事件に次ぐ規模。アダミヤはイスラム教スンニ派が多数を占め、シーア派との宗派
間抗争で激しい衝突が繰り返された地区だが、前年からは治安がかなり改善していた。
* 2008年11月10日 18:27 発信地:バグダッド/イラク
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2536991/3511860