第1次世界大戦の終戦から90年 英国各地で戦没者追悼事業
【ロンドン=木村正人】英国が戦った過去のすべての戦争・紛争で命を落とした
兵士らを悼む慰霊祭が9日、英国各地でしめやかに営まれた。今年は第1次世界
大戦の終戦から90年にあたるため、生き残りの元兵士3人も行事に参加した。
ロンドンの官庁街にある戦没者記念碑ではエリザベス女王が花輪を手向け、
ブラウン首相、最大野党・保守党のキャメロン党首らも参列し、戦没者の冥福
(めいふく)を祈った。英国では第1次世界大戦の休戦記念日の11月11日に
近い日曜日を「英霊記念日」として毎年、追悼行事を営んでいる。2つの大戦の
舞台になった欧州各地に自生するケシの造花を街頭で配り、戦没者家族を支援
するため募金活動が行われる。
第1次世界大戦の生き残りの1人、ハリー・パッチ氏(110)はイングランド
南西部サマセットで行われた行事に参加し、英BBC放送に「90年も昔のこと
だが、私たちはあの戦争を忘れることはできない」と語った。
英軍兵士は現在、イラクに4000人が、アフガニスタンに8000人が展開している。
旧支配勢力タリバンとの戦闘が激しくなっているアフガンではこの1年間に39人が
死亡、戦没者は計121人にのぼっており、英紙デーリー・テレグラフによると、
兵士の死傷率は第2次世界大戦に近づいているという。
2008.11.10 10:34 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081110/erp0811101036002-n1.htm ▽関連スレ
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