■ 警官隊に投石するクルド系少年たちの声―ヴァンで
ラディカル紙はヴァンで警官に投石した少年たちに話を聞いた。少年たちの共通点は将来
に期待が持てないことである。
特に最近PKK支持のデモで警官と衝突し、警官に石を投げた様子が目撃された少年たちの
共通の特徴は、将来に期待が持てないことである。投石をゲームだと考えている少年もいれ
ば、警官から打たれたために復讐心で投げたと語る少年もいる。ラディカル紙は、ヴァンで
投石をした少年たちに話を聞いた。
M.D.(14):
兄が来たので僕も来た。兄は高校を出て、今自動車修理工場で働いている。「自分は学ん
だが、何になったというのか」と言っている。皆が石を投げたので僕も投げている。
Z.D.(13):
僕たちはあそこの兄たちと来た。彼らが石を投げているなら、何か訳があるんだ。(「君の
投げた石が警官に当たったら」と言われると)警官たちも僕たちに爆弾を投げている。映画
やパソコンゲームのようにとてもわくわくする。でも時々は怖くもある。
A.C. (15):
僕の姉は今刑務所にいる。姉が悪い人だとは思わない。なぜ刑務所にいるのかもわから
ない。僕は以前にも石を投げた。最初投げたとき捕まって、何度も殴られた。母と姉さんは
罵られた。僕が警官たちに思い知らせてやる。
S.Y.(14):
僕は父親がいない。母親も僕がここに来ていることを知らない。知ったらとても怒るだろう。
母親は僕に「勉強してちゃんとした大人になりなさい」と言うが、勉強しても金を稼げないだ
ろうというのはわかっている。あの(投石している者の)中には勉強している者もいるが、彼ら
も無職だ。僕は今年の夏イスタンブルに行った。とても綺麗な町で、こことはまったく違う。
政府はここに何もしてくれない。僕たちがクルド人だから…。
M.(13):
僕の兄はイスタンブルの大学で勉強して、その後山に行った(PKKに加わった)。トルコ共和
国が兄を殺した。今僕はある修理工場で働いているが、稼ぎは少なく、いつも怒鳴られてい
る。あそこで働きたくはないが父親は無職だ。名前は書かないでください、そうでないと僕も
兄のように殺されるから。
(翻訳者:永山明子)
* 東京外国語大学 - 日本語で読む中東メディア (2008/11/02-Radikal紙)
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20081102_181139.html * ソースのソース - Radikal
http://www.radikal.com.tr/Default.aspx?aType=Detay&ArticleID=906422&Date=02.11.2008&CategoryID=77 * 依頼頂きました
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1224133244/196