英露首脳が電話会談、金融サミット向け協力確認
【ロンドン=土佐茂生】
英国のブラウン首相とロシアのメドベージェフ大統領は3日電話会談し、
世界金融危機への対応について話し合った。15日にワシントンで開かれる
金融サミット(G20)に向けた協力を申し合わせた。ロシア大統領府は
会談を受けて、「両国は重要な会議を前に、互いの立場を調和させ、
対話を続けていくことが重要だ」との声明を出した。
米国同様に金融立国を目指してきた英国は危機後、新しい金融体制構築を
急いでいる。そのうえでロシアの協力は不可欠。一方、ロシアも外国資本の
引き揚げなどで株価が暴落。国際社会と協調する姿勢を見せて、外国投資家
らの信頼を取り戻す必要に迫られている。
2008年11月4日11時43分 朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/1104/TKY200811040092.html