【ロシア】シベリア地方で吸血蛾を発見、進化の途上か? [10/31]

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1不思議の国のありすφ ★
吸血蛾を発見、進化の途上か?

ロシアのシベリア地方で吸血蛾(ガ)が見つかった。このガは果実だけをエサにする
種から進化したのではないかと昆虫学者らは考えている。

発見された吸血ガはウスエグリバ(Calyptra thalictri)というガとそっくりで、
羽の模様がわずかに異なっているだけだ。ウスエグリバはヨーロッパ中央部や南部に
広く生息し、果物だけを食べることで知られている。このロシアで見つかった未知の
個体群は人間の手の上に置くと、“かえし”の付いた釣り針のような吸管(口吻、
こうふん)を皮下にねじ込んで血液を吸うことがこの夏の実験で確認された。

「この個体群は、ウスエグリバから別種に進化する過程にあるのかもしれない」と、
フロリダ大学の昆虫学者ジェニファー・ザスペル氏は語る。この仮説を確かめるため、
同氏は来年1月にシベリアの個体群のDNAとほかの個体群や別種のDNAを比較する予定だ。

今回の吸血ガ個体群の発見は、ザスペル氏の研究チームにとって2回目となる。
1回目は2006年、やはりロシア沿海地方ウラジオストックの近くで発見されている。

「地理学的、行動学的な面からも、羽の模様の表現形変異から考えても、なんらかの
差異があることは推測される。だが、この個体群の各個体間や、別の個体群の個体との
間にある遺伝子的な差異を突き止めなければ、この個体群がどのように進化していく
のかを見極めることは難しい」と同氏は話している。

同氏の仮説が証明されれば、ほかの吸血ガが血を吸うようになった過程も明らかに
なるかもしれない。「昆虫や動物の吸血行動は涙や糞、うんだ傷口などをエサにする
行動から進化したという仮説がある。花のみつや果汁をなめる行為から、果実に穴
を開けて果汁を吸う行為に進化した後、皮膚を刺して血を吸う行為に発展したと
考えられている」と同氏は言う。

ザスペル氏の研究には、ナショナル ジオグラフィック協会の探査協議会からも
一部助成金支援を行っている。

テキサス州立大学サンマルコス校でチョウの進化を研究する生物学者クリス・ナイス氏は、
次のようにコメントしている。「ストローのような吸管を持つチョウやガはいくらでもいるが、
果実を貫く“かえし”付きの釣り針様に変化した吸管を持つ仲間はわずかだ。まずは果実に
穴を開けられるように形態が変化した後で、吸血行動といった新たな行動をするように進化
しているのではないか。この過程を検証するにはザスペル氏が予定しているような遺伝子解析
を行うしかない」。

それにしても、ロシアで見つかった個体群はなぜ血を吸うように進化したのか。

ザスペル氏はこのように考えている。「血を吸うのはオスだけなので、交尾時に塩分を
メスへ渡すためである可能性が高い。これはほかのチョウやガでも一部にみられる行動だ。
血を吸うことでオスの寿命が延びているような兆候もないため、メスに渡して生まれてくる
幼虫に栄養を与えているのではないか。幼虫は葉をエサにするので、ナトリウム分が不足する
傾向にある」。これについてはナイス氏も「環境的に塩分が不足しているようであれば理に
かなった話だ」と述べている。

John Roach for National Geographic News

ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト10月31日(金) 14時22分配信 / 海外 -
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081031-00000001-natiogeo-int
=画像=
http://ca.c.yimg.jp/news/1225430540/img.news.yahoo.co.jp/images/20081031/natiogeo/20081031-00000001-natiogeo-int-view-000.jpg
研究者の手から血を吸う吸血ガ。シベリアで発見された。このガは、果実を食べる種から進化したのではないかと考えられている。
(Photograph by Jennifer Zaspel)
2七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 14:45:07 ID:wjB17doM
次は吸血クマーが発見されます
3七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 14:46:10 ID:vn3qNClx
血ー吸うたろガー
4七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 14:51:56 ID:1BwXRrkF
こえ〜
5七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 14:59:47 ID:z7y2TETh
チエルノブイリ謹製
6七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:07:59 ID:Pm40hJKD
きんもー
7七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:23:15 ID:0AqVjE2p
ナイ寿司
8七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:27:44 ID:9p8JH/VV
「汁を吸う」から進化なら、吸血セミや蝶もいるのかな?
9七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:28:01 ID:MyUbQ6f8
>個体群は人間の手の上に置くと、“かえし”の付いた釣り針のような吸管(口吻、
>こうふん)を皮下にねじ込んで血液を吸うことがこの夏の実験で確認された。

嫌だなあ。この実験…
10七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:29:29 ID:dQE8rVWF
>>5
ですべて解決
11七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:30:31 ID:v0YZuyLE
吸血蚊だっているから
何のこたーない
12七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:32:04 ID:+PfY92Fs
>1
>血を吸うのはオスだけなので、交尾時に塩分を
>メスへ渡すためである可能性が高い。

はて。そんな面倒で効率の悪い進化の仕方するくらいなら、
蚊と同じようにメスが吸血能力を持つようになればいいだけのような…
なんか他に理由があるんじゃないか?
13七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:45:10 ID:OsIeQMhq
不気味
14七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:54:37 ID:G2CQSqVW
シベリアで粛清された死体から吸ってたんだろどーせw
15七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 15:58:36 ID:7PYj1cs3
>>12
そうかな?種として繁殖するためには、メス10匹に対しオス1匹いれば十分だろう。
果物の汁を吸うより、動物の血を吸いにいくほうがリスクは高いだろう。
であれば、出産能力を持つメスが命がけで吸血にいくより、オスが特攻して
生還したのが繁殖権を得られる、としていれば、蚊のようにメス吸血方式より
生存効率がいいんじゃないか?ひょっとして。より多くの卵を残せる、という意味で。

しかし、吸血刎にカエシなんてつける必要あるのかな?抜けにくくなったり
抜くときに痛覚刺激して生還率下がったりしないのか?
16七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 16:30:26 ID:E28Gy7Hi
ウラジオストックで生きれるのなら北海道や東北に飛来して
定着する可能性もあるな。
17七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 16:39:30 ID:YYmVspc9
今こそSRIが必要だな。
SRI〜SRI〜謎を解け〜
SRI〜SRI〜怪奇を暴け〜
18七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 16:56:56 ID:9p8JH/VV
闇を引き裂く怪しい悲鳴
誰だ 誰だ 誰だ
19七つの海の名無しさん:2008/10/31(金) 17:36:18 ID:irQVQqHj
>>12
俺は交尾時に塩分をメスからもらってる
20七つの海の名無しさん:2008/11/01(土) 05:55:12 ID:1W1dRJNc
正しく変態だな
21七つの海の名無しさん:2008/11/01(土) 06:33:24 ID:ltHz4u8U
>>15
そうしたら蚊のほうが「効率の悪い進化」ということになるぞ。
22七つの海の名無しさん:2008/11/01(土) 15:40:12 ID:Yv5Z/FRn
尺取虫って草食なんだけど、
ハワイに居るシャクトリ虫は
全く同じ種類と思われるのに
肉食なんだよね。
23七つの海の名無しさん
吸血蛾「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」