★反政府勢力が州都向け進攻、住民多数が避難 コンゴ東部
コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部北キブ州で28日、州都ゴマへ向け進攻するツチ人民族主義者の
ローラン・ヌクンダ(Laurent Nkunda)将軍率いる反政府勢力と政府軍らの間で新たな衝突が発生し、
多数の住民が避難している。
国連難民当局によると、ゴマの北にあるKibatiのキャンプには約3万人の避難民が到着し始めている。
国連コンゴ民主共和国ミッション(MONUC)のアラン・ドス(Alan Doss)代表は同日、首都キンシャサからの
ビデオ会見で、「ゴマを防衛し人道危機を防ぐため、MONUCは必要なあらゆる手段を講じる」と語った。
同州東部は現在「非常に流動的」で「緊張した」情勢だという。
北キブ州では8月下旬から政府軍とヌクンダ将軍率いる人民防衛国民会議(CNDP)の戦闘が発生している。
数日前からの戦闘で、CNDPは政府軍を敗走させ、ゴマの北30キロのキブンバ(Kibumba)まで進攻していた。
MONUCは同日、CNDPの進攻を食い止めるためキブンバに武装ヘリを派遣した。
ドス氏によると、北キブ州でCNDPの非正規戦闘員と対峙(たいじ)しているのは同国に駐留するMONUC
部隊1万7000人のうち6000人足らず。
(c)AFP 2008年10月29日 07:43
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2533115/3475737