【エルサレム27日AFP=時事】イスラエルの与党第1党の中道右派カディマは、
27日に国会に解散を求め、これを受けて総選挙が90日以内に実施される見通しだ。
カディマのスポークスマンが明らかにした。
カディマを率いるリブニ氏は26日、早期の解散・総選挙を実施する意向を表明した。
同スポークスマンは、政治や経済、治安上の混乱を早期に収拾するためには、
可能な限り速やかに総選挙を実施することが重要だと語った。
ぺレス大統領が国会の冒頭で、早期の総選挙実施を表明する見込み。
同大統領は9月、オルメルト首相の辞任表明を受け、第1党の党首であるリブニ氏に組閣を要請した。
しかし、リブニ氏の連立工作は頓挫、早期に総選挙が実施されることが確定していた。
連立工作の頓挫は、ユダヤ教超正統派政党シャスが聖地エルサレムの帰属問題を
パレスチナ和平交渉の議題としないようリブニ氏に強硬に求めたことなどが原因。
同氏はこれを拒否したため、シャスは連立への参画に同意しなかった。
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20081027019820a