新華社パリ(フランス):フランスの最新の調査結果によると、
フランスの未成年の14%が睡眠問題を抱え、日常生活に支障をきたすようになっているという。
このため専門家は未成年に対し、正しい生活習慣を心がけ、睡眠を充分にとり、
心と身体の健康を維持するよう呼びかけている。
フランスメディアの報道によると、パリの教育部門が先ごろ調査結果を発表した。
それによると、フランス人未成年の14%に睡眠障害が見られたという。
寝付けない、夜たびたび目を覚ます、などだ。
これにより彼らの睡眠の質が大幅に低下していた。
このほか、フランス人未成年の3人に1人が昼間眠気に襲われ、集中できないと回答していたという。
児童の健康について研究しているフランスのある専門家は、次のように指摘している。
「未成年の睡眠障害は、彼らの生活習慣に関係している。
彼らの多くが夜遅くまで映画やドラマを見ていたり、オンラインゲームで遊んでいるのだ。
こうした生活習慣はヒトの大脳を長期間興奮状態に置き、眠りに入るのを困難にする」。
未成年の多くが昼間眠気に襲われることについてこの専門家は、次のように述べている。
「我々は未成年も成人と同様、1日7-8時間の睡眠が必要と考えていた。
しかし最新の研究結果から、彼らには1日9-10時間の睡眠が必要なことが明らかになっている」。
夜の睡眠時間が短く、睡眠の質も悪いと、昼間元気がなくなるというのだ。
専門家は、次のように指摘している。
「睡眠の良し悪しは未成年の日常生活に影響する。
集中力が失われ勉強に影響が出たり、発育中の身体にも悪影響を及ぼす」。
専門家は、正しい生活習慣を心がけると共に、夜間、脳を刺激しすぎる活動は避けるよう提案している。
http://news.livedoor.com/article/detail/3873376/