スペイン初「遺伝子治療ベビー」誕生
10 月12日、セビージャの聖母ロシオ病院で産声を上げたハビエルちゃん。
一見、普通の元気な男児だが、ハビエルちゃんはスペインで初めて兄弟の
遺伝病を治すために遺伝子段階で選ばれた赤ちゃんだ。
兄のアンドレス君 (6才) は貧血の遺伝病、重症ベータサラセミアに冒され、
頻繁な輸血が欠かせない。ハビエルちゃんは、試験管で受精した胚の遺伝子を
分析し、この病気をもたらす遺伝子異常がなく、さらにアンドレス君と適合する
ヒト白血球型抗原 (HLA) の受精胚を選んで子宮に着床させて生まれた。
スペインでは既に遺伝病を持たない受精胚を選んで生まれたケースはあったが、
すべての遺伝子操作プロセスが国内で行われ、さらに兄弟の病気を治療する
目的で行われたという2点では、今回のハビエルちゃんが初めてのケース。
後は、ハビエルちゃんのへその緒から採取した造血幹細胞をアンドレス君に
移植するのみ。両親は赤ちゃんの誕生に、二重の喜びを感じている。
【スペイン セビージャ 10月15日】
http://www.spain-ya.com/Pages/noticia_hoy.htm 関連スレ
【スペイン】兄を救うため遺伝子選択された赤ちゃん誕生 [10/15]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1224054415/l50