フランスで“ゆうちょ”が人気
アメリカ発の金融不安により、ヨーロッパでも金融不安が拡大しており、
欧州連合(EU)各国は、預金の最低補償額を一人5万ユーロへ
引き上げることなどを決めたが、いまだ効果的な対策を打ち出せていない。
こうした中、フランスでは「銀行よりも安全」と、郵便貯金の人気が高まっている。
フランスの郵便局は2年前、貯金業務部門が「バンク・ポスタル」として独立、
中でも「リーヴレ・ア」という口座は今年年利が4%に引き上げられたこともあって、
契約者、貯金額とも順調に増えている。特に金融危機があらわになってからは、
投資・運用が病院建設などの社会事業に限られているという安心感から新たに
口座を開設する人が相次いでいるという。
「リーヴレ・ア」は、貯金の上限額が1万5300ユーロ(約210万円)と
決められているが、ほかの公的金融機関の取り扱い分と合わせると、フランス人の
6割が契約している。庶民のささやかな自己防衛策かもしれない。
日テレニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20081009/20081009-00000020-nnn-int.html