【パキスタン】復興進まず治安悪化…地震から3年 [10/5]

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1 ◆Robo.gBH9M @ロボ-7c7cφ ★
★パキスタン:復興進まず治安悪化…地震から3年

◇地震の震源
7万人以上が死亡した05年10月のパキスタン地震から8日で3年。被災地の北西辺境州では、
全半壊した小学校2348校のうち半数以上が再建のメドさえ立たず、4度目の厳しい冬を前に、
子供たち約35万人が仮設テントで学び続けている。アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの
パキスタン側への勢力浸透を背景に、国際的な援助機関がテロの標的となり、事務所の閉鎖や
事業の中断が相次いでいるためだ。復興活動は治安悪化の中で先細りの危機にある。

約100人の子供たちが教科書を朗読する声が響く、北西辺境州バタグラムの山間部。視察に
やってきた州政府復興事業担当官、ムハンマド・アムジャド氏は4日、地震からほぼ3年を経ても
なお、仮設校舎のテントの下で授業を受ける子供たちに、どう説明したらいいのか頭を抱えてしまったという。

「来年はきっと新しい校舎ができるから」。子供たちには、昨年と同じセリフを口にするのが
精いっぱいだった。この地域で教育支援をしていた援助団体は4カ月前に事務所を閉鎖し、州政府にも
再建予算や人手が足りないためだ。

アフガニスタン国境に近い同州は、イスラム武装勢力掃討と、復興事業が同時並行するアフガンと
似た状況にある。州警察によると、地震後1年は、武装勢力が地震の復興活動を妨害することは
なかった。しかし、掃討活動が激しさを増した昨年から、武装組織側が非政府組織(NGO)を「米国の
手先」を呼ぶようになり、これまでに計4件のテロが起きた。

07年10月、米国のNGO「ケア・インターナショナル」の現地事務所が「女性職員の活動をやめさせろ」と
脅迫を受けた後、事務所前で爆弾テロが起きた。今年2月には、英国の「プラン・インターナショナル」
現地事務所に武装集団12人が手りゅう弾を投げ込むなどし、パキスタン人職員4人が死亡した。

「プラン」の事件以降、事業を中断する援助団体が相次いだ。継続している団体も事務所の看板を
外したり、車に書かれた団体名を消すなど、存在を隠さざるを得なくなっているという。「武装組織の
破壊活動はどんどん過激になり、タリバンと同様に女子教育を禁じる組織も現れ始めた」とアムジャド氏は
語る。

◇原油高も追い打ち
原油高を背景としたインフレによる経費高騰も、復興事業の遅れにつながっている。同州で女性の職業
訓練を続ける地元NGOの幹部は「人件費や資機材費が昨年より20〜30%上がり、治安悪化による
事業の縮小傾向に拍車をかけている。政府の資金提供も3月から途絶えたままだ」とため息をつく。

【ことば】パキスタン地震
05年10月8日午前8時50分(日本時間午後0時50分)ごろ、パキスタン北東部を震源とするマグニチュード
7.6の地震が発生。パキスタンで約7万5000人、インドで約1300人が死亡したとされる。

被害はインドとパキスタンが領有を争うカシミール地方の、パキスタン支配地域に集中した。家を失った
被災者は約350万人に上り、学校7000校、8000カ所の医療機関も被害を受けた。

被災地は、ヒマラヤ山脈西端の険しい山岳地帯。アフガニスタンとカシミール地方という紛争地に挟まれ、
救援や復興活動も政治的な影響を受けている。イスラム武装組織は地震後、被災地で救援活動を行い、
住民への影響力を拡大した。

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/images/20081006k0000m030114000p_size5.jpg
地震から3年を経ても校舎が再建されず、仮設テントだけの小学校で朝礼を行う教師と子供たち=北西辺境州マンセラで、地元援助団体提供
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/images/20081006k0000m030112000p_size5.jpg

【ニューデリー栗田慎一】
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20081006k0000m030110000c.html
2七つの海の名無しさん:2008/10/06(月) 09:57:08 ID:3f8/muIC
核開発なんかやってるからだろ
3七つの海の名無しさん:2008/10/06(月) 10:31:19 ID:+Uteica9
パキスタン人はゴミ以下だから
どんどん死んでいいよ
4七つの海の名無しさん
民族自決の原則
思想・信条・宗教の自由

がんばれパキスタン、負けるなパキスタン