イスラマバード(AP)国連は2日、パキスタンの首都イスラマバードなどに駐在する外国人職員の子どもに退去を指示した。
治安の悪化にともない、子どもたちの安全が確保できないと判断したためだ。
1日には英外務省が、同国内の外交公館に勤務する職員の子どもを帰国させる方針を発表していた。
国連によると、対象となるのは同市と近郊のラワルピンディ、アフガニスタン国境に近いクエッタの3都市。
同国内の国連職員は約2000人で、このうち100人以上が外国人だが、
今回の指示に該当するのは20世帯前後とされる。
アフガン国境付近のペシャワルなどに駐在する職員は、もともと家族の帯同が認められていなかった。
イスラマバードでは先月、米系ホテルを狙った車爆弾テロが発生し、外国人を含む54人が死亡。
これを機に、国際機関や外国大使館などが職員の安全対策を見直している。
国連の警戒レベルとしては、イラクの首都バグダッド、スーダンの首都ハルツームに次ぐ高さとなる。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200810030014.html