【ルーマニア】EU国境 押し寄せる不法移民・入国者[9/30]

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1ボブリックビバーンφ ★:2008/09/30(火) 17:06:03 ID:???
EU国境 07年加盟・ルーマニア 押し寄せる不法移民・入国者

人権侵害、広がる恐れ
 欧州連合(EU)に07年に加盟したルーマニア国境の状況は、マフィアや不法移民の流入、管理体制の遅れなど、EUの「国境」構築をめぐる問題点を象徴している。だが逆に、
「国境」の壁を高くし過ぎると外国人、特に周辺国国民の差別など人権侵害も招きかねない。EUは大きな岐路に立たされている。

 域内の移動の自由と、域外との「国境」の共通管理の実現は長年、EUの課題だった。それが域内の労働力や商品の自由な移動を目指す「単一市場」の創設という、EUの大目
標と合致するからだ。だが一部の加盟国は主権維持にこだわり、達成は大きく遅れた。

 転機は85年に仏、独、ベネルクス3カ国の計5カ国が締結したシェンゲン条約だ。加盟国間の国境を撤廃する一方、域外国境の管理強化を進める内容。90年代、旧ソ連崩壊な
どによる不法移民の流入に悩む他の欧州諸国もこれを支持し、最終的に、99年発効のアムステルダム条約でEU法として認められた(英国など一部で適用除外)。

 EUは体制整備も進めた。05年には「対外国境管理協力機関」を設置し、「国境」取り締まりでの加盟国間の協力強化を目指した。また▽テロリストや不法移民監視の衛星システ
ム開発▽不法移民の故国送還の促進−−なども提案されている。

 だがEUが築きつつある「国境」の壁には、問題点も多い。

 まず「国境」の管理では、新規加盟国の体制整備の遅れがある。特にルーマニア、ブルガリア(07年加盟)の場合、係官の腐敗が指摘され、EUの内閣・欧州委員会が改善を求め
た。また小国マルタ(04年同)では昨年、アフリカから大量に押し寄せる不法移民に対処し切れず問題になった。この際、加盟国間の協力体制の不備も指摘されている。

 一方、移民問題の権威、ブレーメン大(独)のヘルダー教授は60年代以降の西欧の移民政策について、「好況時には賃金上昇を抑えるため移民労働者を受け入れ、不況時には追
い返そうと計画した」と、批判する。事実、西欧は60年代、トルコやモロッコなど周辺国の労働者を多数受け入れたが、その後の不況で多くの国が受け入れに消極的になり、移民排
斥を訴える極右勢力が台頭した。

 現在もEUは失業率上昇への懸念から、旧加盟国は11年まで、新加盟国の労働者の受け入れを制限でき、このため新旧加盟国間に見えざる「壁」ができてもいる。また、各国の移
民受け入れ基準も不統一で、移民希望者には「国や時期で、受け入れられ方が違う」との不公平感も漂う。

 EU加盟国間の国境撤廃で、いったん不法移民やマフィアが域内に入ると追跡は難しい。EUが「国境」の管理強化を求める理由だが、その管理強化は人権侵害を招く危険性を常に
はらんでいる。【外信部編集委員・福原直樹】

 ◇「係官の7割、賄賂拒否」−−ルーマニア国境警察・モツォク氏
 ルーマニアはEU加盟以降、モルドバやウクライナなど非EU諸国との間で、海陸計約2000キロのEU「国境」を抱える。その管理体制や、今後の課題をルーマニア国境警察のバス
ィレ・モツォク副監察官に聞いた。

 −−EUが汚職の横行を批判しています。

 国境警察の場合、状況は大幅に改善された。係官の教育を徹底したほか検問所に監視カメラも設置し、覆面捜査官も常駐させた。大幅な配置転換も行った。現場係官に若手が多い
のはそのためだ。

 −−汚職の土壌があるため、贈賄の申し込みが絶えないのでは。

 密輸を行うウクライナやモルドバのマフィアが贈賄を試みる例がある。だが係官が拒否し続ければ、あきらめる。現在、係官の7割が賄賂を拒否する状況だ。今後の課題は賄賂を拒否
した係官らの保護だ。5000ユーロ(約80万円)以上を渡そうとする例すらあるが、告発した係官は家族がマフィアに脅される可能性がある。彼らを守る方策を講じている。

 −−その他の課題は。

 不法入国(移民)や密輸だ。不法入国ではウクライナなど隣国やイラクなど中東出身者が多い。モルドバ人の場合、合法ビザでわが国に入国し、ウクライナで取得した偽造ビザを使って
ハンガリーに出国する例が多い。最近はトルコ人がブルガリアの偽造旅券で入国している。売春目的など人身売買での不法入国も多い。密輸では麻薬、偽造たばこ、盗難車などが問
題だ。【ブカレストで福原直樹】



(一旦切ります、続きは>>2くらい)
2ボブリックビバーンφ ★:2008/09/30(火) 17:06:35 ID:???
(>>1の続きです)

 ◇「国際空港で摘発強化を」−−対外管理機関・ライティネン氏
 EUは05年、ワルシャワに「対外国境管理協力機関」(FRONTEX)を設立、EU「国境」の管理強化を目指した。同機関のライティネン事務局長(フィンランド)に、活動の現状や今後の問
題点を聞いた。

 −−活動内容は。

 EU「国境」の管理主体はあくまでEU加盟国で、我々はその補佐が任務だ。具体的には各加盟国の係官の訓練をはじめ、不法移民・密輸などの情報分析や関係国による「国境」の共同
 監視・摘発作戦の立案や調整などだ。これらの共同作戦は過去、数十件に上る。

 −−摘発の現状は。

 EUへの不法移民(難民)の経路は大きく分け(1)地中海・大西洋(2)西バルカン(3)ウクライナなど旧ソ連圏(4)国際空港の四つ。(1)はアフリカ出身者、(3)はアフガニスタンやパキス
 タン人が多いが、大きな脅威は(4)の空港経由で来る中国人の不法入国だ。中国の場合、密入国あっせんの犯罪組織が複雑にからむ。組織は本国のほか不法移民の通過国・目的国
 に組織網を張り国際的だ。これらのルートを利用し、不法入国以外にも武器や麻薬の密輸も行う。中国人を標的に各国合同の摘発作戦も進めている。

 −−今後の課題は。

 EUは「国境監視軍」の設立による中央集権的な国境管理の可能性を論議してきた。だが、加盟国の主権との関係もありその設立は難しい。ヘリなど加盟国同士の機器の提供が滞る例も
 あり、加盟国の国境監視への参加意欲が問われる。EU域内に密入国した不法移民は後の状況が分からず、把握は大きな課題だ。そのためにも、EU内の国際空港での摘発体制を強化
 すべきだ。【ワルシャワで福原直樹】

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 ■ことば

 ◇アムステルダム条約
 欧州連合(EU)の基本条約。「国境」に関する規定のほか、EU拡大に備え欧州議会の権限強化、社会・環境政策でのEUの権限拡充などを盛り込み、より民主的なEUを目指した。EU
 共通の平和維持(安保)政策にも言及している。

ソース (毎日新聞 2008年9月30日 東京朝刊)
http://mainichi.jp/select/world/news/20080930ddm007030012000c.html
3七つの海の名無しさん:2008/09/30(火) 17:13:18 ID:ogGVUsMX
2
4七つの海の名無しさん:2008/09/30(火) 17:14:29 ID:foo6rbSO
利き手はやめろ↓
5七つの海の名無しさん:2008/09/30(火) 17:15:03 ID:B4bmSQFO
< `∀´>
6七つの海の名無しさん:2008/09/30(火) 17:21:38 ID:dk/YYmJN
特亜の手先はヨーロッパを見習えとばかりいうがこういう問題は聞こえないふりをする
卑怯者
7七つの海の名無しさん:2008/09/30(火) 17:22:03 ID:yay7ubHL
やっぱりルーマニアはポーランドみたいにはしっかりしてないね。
8七つの海の名無しさん:2008/09/30(火) 17:23:15 ID:ToFRFX+0
21世紀のアッティラは誰かなぁ
9七つの海の名無しさん:2008/09/30(火) 17:40:21 ID:5S0a12Nv
読みづらい。ちゃんと改行しろ。
あとルーマニアには友達がいるんだ。ルーマニアを悪く言うんじゃない。
10七つの海の名無しさん:2008/09/30(火) 17:45:56 ID:NDbk+It3
>大きな脅威は(4)の空港経由で来る中国人の不法入国だ。

このゴミめ
11七つの海の名無しさん:2008/10/02(木) 15:25:44 ID:CcU7dMMr
日本の将来の姿だな
そのとき民主が政権持ってたらと思うと、本気で背筋が寒くなる。
12七つの海の名無しさん:2008/10/02(木) 15:38:34 ID:6Hn5UCDZ
世界各国で手を組んで中国人を虐殺しなきゃダメだな。
これは世界平和のためだ。
13七つの海の名無しさん
吸血鬼居る国だよね