プノンペン――カンボジアのフン・セン首相は26日、輸入原油への依存度
を下げるため将来的に原子力発電所を建設する計画を明らかにした。
具体的な建設時期については言及しなかった。AP通信が報じた。
ただ、あくまで長期的な目標として、当面は水力、石炭火力の発電所建設に
重点を置く考えを示した。同国政府は既に、新たな水力発電所の建設予定地
として14カ所を指定、一部については中国企業と契約している。
同首相は、今年7月の下院選を受け、25日に連立新内閣を発足させたばかり。
首相の在任期間は20年以上に及んでいる。原発建設計画は、新たな
国家ビジョンに盛り込んだ。東南アジア諸国では、ベトナム、インドネシア
などが将来のエネルギー需給計画をにらみ原発計画を進めている。
世界銀行によると、カンボジアは電気料金が世界で最も高い国の一つ。
総人口約1400万人のうち、約15%のみが電気供給を受けている。
ソース:CNN.co.jp 2008.09.27 Web posted at: 15:12 JST Updated - CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200809270011.html