【マレーシア】治安維持法で野党議員と新聞記者も逮捕 記者は翌日釈放、警察への批判高まる[09/15]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1月曜の朝φ ★
【クアラルンプール】 12日、反政府的内容のブログをネット掲載し続けていた「マレーシア・トゥデー」
のラジャ・ペトラ・カマルディン編集長が国内治安維持法(ISA)の適用を受け逮捕されたのに続き、
野党・民主行動党(DAP)所属のセランゴール州議会議員、テレサ・コック議員(43)と「星洲日報」の
タン・フーンチェン記者(32)も同法適用によって逮捕された。タン記者は翌13日に釈放されたが、ラ
ジャ・ペトラ編集長とコック議員は15日午後の時点で逮捕されたままで、野党や人権団体、メディア
団体のみならず政府内からも批判の声が上がっている。

コック議員の逮捕は、コタ・ダマンサラ、スリ・セルダン、プチョン・ジャヤの3カ所のモスクにおける
アザーン(礼拝を呼びかけるアナウンス)の音量を下げるよう求める住民訴訟に関わっていたため
とみられ、これが民族対立を助長していると判断されたものとみられる。

タン記者は、与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)ペナン州ブキ・ベンデラ地区のアハマド・
イスマイル区長が「華人は間借り人」発言を行った件に関する報道に携わった経緯があり、アハマ
ド氏への批判的記事がUMNOと華人政党の対立を煽る結果になったためとみられる。

同記者釈放後の記者会見でサイド・ハミド内務相は警察が政府の指示に因らず独自の判断でISA
を適用したと説明。タン記者の逮捕については「身の危険が及ぶ可能性があったため保護した」と
苦しい弁明を行った。

■ISA適用に批判の声高まる■
警察が3人をISAを適用して逮捕したことについては、全国ジャーナリスト組合(NUJ)やトランスペア
レンシー・マレーシア(TI)、弁護士会、人権委員会(Suhakam)などが言論の自由の侵害、人権無視
などとして一斉に非難の声を上げた。

特にタン記者の逮捕の理由については「ISAの乱用」といった批判が殺到しており、野党のみならず
与党連合・国民戦線(BN)構成党のマレーシア華人協会(MCA)やマレーシア・インド人会議(MIC)、
人民運動党(ゲラカン)からも批判が噴出。ドムポック首相府相、オン・ティーキアット運輸相、シャハ
リル・サマド国取相、ライス・ヤティム外相、S.スブラマニアム人的資源相、リオウ・ティオンライ保健
相らの閣僚が批判をおこなっている。法務担当のザイド・イブラヒム首相府相は特に舌鋒激しく批判
しており、15日アブドラ首相に辞表を提出した。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、ベルナマ通信、9月13一15日)
関連カテゴリ:政治・外交
c 2007 マレーシアナビ
http://www.malaysia-navi.jp/news/080915073550.html
2国際+板新人記者募集中:2008/09/16(火) 01:55:51 ID:iU39emM/
こう言う法律は政権党が恣意的に使い始めると逆効果になる。
3国際+板新人記者募集中:2008/09/16(火) 02:01:47 ID:DhiVm+4U
>>2

しかし羨ましい。薬と毒は同じだな。
4国際+板新人記者募集中:2008/09/16(火) 07:21:49 ID:XW3BxcV9
>>2
政権政党に反対する奴は売国奴。
日本でもミンス党員はガンガン逮捕すべき。
5国際+板新人記者募集中
>>2
人権擁護法がどうかしたんです?