テグシガルパ――中米ホンジュラスのセラヤ大統領は12日、
同日に予定していた新任の駐ホンジュラス米大使の信任状提出式を延期すると発表した。
南米ボリビアが反政府勢力の活動を扇動しているとして米大使の国外退去を要求したことで
ボリビアへの支持を表明するためとしている。
同大統領は米国との外交関係は断絶しないとしながらも、「ベネズエラとボリビアを支持する」と明言した。
ベネズエラのチャベス大統領は11日、同国駐在の米大使に出国を求めるとともに、駐米大使を召還。
米国がチャベス氏に対するクーデター計画を支援していることなどの背景を指摘した。
米国務省は12日、対抗措置として駐米ベネズエラ大使に米国からの退去を要求した。
セラヤ大統領は記者会見で、小国は団結しなければならないと強調。
「(信任状提出式の延期は)ボリビアのモラレス大統領と連帯するため」と語った。
ただ、新任大使の信任状を最終的には受け取ることを示唆した。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200809130007.html