カレン財務大臣は、不況の峠は越えたと判断しており、来月からの減税で経済のプラス成長が見られるだろうとしている。
NZは正式には不況に陥っていない。
不況はマイナス成長が連続四半期が続いたことをいう。
だが、9月26日に発表される四半期の経済データにより正式に不況を宣言することになるだろうとされている。
さらに、次の四半期でもマイナス成長が予測されており、プラスになるのはその次の四半期だろうとされている。
カレン大臣は、10月1日に開始される減税と、
NZドル安に伴う輸出業への利得などにより景気が回復することに確信を持っていると話した。
カレン氏の発言は、今月末に不況宣言がされた場合、選挙運動で国民党がその問題について指摘し、
国民党の方が経済を良くできるとアピールしてくる事を意識してのものだろう。
総選挙を前に、昨日準備銀行が利率が0.5%下げられ、住宅ローンの利子が下がり、減税が行われるため、
労働党にはプラスとなるだろう。
だが国民党によると、経済が確かに峠を越えたかどうかはまだ定かではないとしている。
http://nzdaisuki.com/news/news.php?id=3812