★司法省が民間軍事会社の6人に書簡、訴追視野に 米紙
昨年9月にイラクの首都バグダッド市内で、米民間軍事会社ブラックウォーターの警備員が
銃を発砲し、イラク人17人が死亡した事件について、米司法省は同社の警備員6人に、
訴追の前段階とされる書簡「ターゲット・レター」を送付した。米紙ワシントン・ポスト電子版が
16日夜、消息筋の発言として伝えた。
6人は元米軍要員だが、氏名は未公表。国防総省は連邦法に基き、犯罪に関与した軍要員
および業務委託先の訴追を司法省に委託することができる。
事件はバグダッド市内の自動車爆弾事件で出動したブラックウォーターの車列が、ヌスール広場の
ロータリーに入った際に発生した。同社は武装勢力が車列を待ち伏せし、銃撃戦の契機を作ったと
主張している。
しかし複数のイラク人目撃者は、当時挑発的な行動はなく、ブラックウォーターの警備員らが銃を
乱射し、ドライバーや広場にいた市民および子どもを死亡させたと指摘している。
2008.08.18 Web posted at: 16:55 JST Updated - AP
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200808180016.html