★グルジア軍と銃撃戦 6人死亡
旧ソビエトのグルジアからロシアへの編入を求める南オセチア自治州で、地元の部隊とグルジア軍が
衝突して6人が死亡し、南オセチアの住民が隣接するロシアへ避難を始めました。
グルジアでは、欧米寄りのサーカシビリ政権がNATO・北大西洋条約機構への加盟を目指す動きを
強め、これに強く反対するロシアと関係が著しく悪化しています。こうしたなか、ロシアの支援を得て
グルジアからの分離を求める南オセチア自治州で、2日から3日にかけて、地元の部隊とグルジア軍の
間で激しい銃撃戦が起き、これまでに南オセチア側の6人が死亡、15人以上がけがをしました。
このため、南オセチアでは、戦闘に巻き込まれるのを避けようと女性や子どもを中心に2500人が
ロシアにバスで避難し、4日もさらに500人以上が避難することにしています。
これについて南オセチアに強い影響力を持つロシアは、グルジア側の一方的な攻撃だとして非難する
一方、双方に対して自制を求め停戦交渉を呼びかけました。
グルジアでは、西部のアブハジア自治共和国もロシアの支援を受けて分離を求めており、ことし4月に
グルジア軍が境界付近に部隊を増強し緊張が続いています。
http://www.nhk.or.jp/news/k10013315031000.html