マレーシア警察当局は29日、野党・人民正義党(PKR)顧問アンワル元副首相(60)
の同性愛行為疑惑について、捜査に着手した。PKRはアンワル氏逮捕の恐れがあり、
命も狙われているとして、首都クアラルンプール市内のトルコ大使館に同氏の保護を
求めることを決定。同大使館は受け入れに同意し、アンワル氏は未明に同大使館に移動した。
アンワル氏の助手(23)は28日夜、同氏から同性愛行為を強要されたとして警察に
被害届を提出した。アンワル氏は疑惑が「完全にねつ造」だと全面否定している。
アンワル氏は10年前のマハティール政権当時、同性愛行為罪と権力乱用罪で起訴され、
権力乱用罪での有罪確定に伴い、政治生命を一時絶たれた。今年3月の総選挙で野党が
大勝したことを受け、政界復帰の準備を進めている。
アブドラ首相は、政府がアンワル氏の疑惑捜査と無関係であると述べ、政権が同氏の妨害を
図ったとの陰謀説を否定。しかしアンワル氏は、警察本部長と司法長官が10年前に証拠を
ねつ造したことを自身が暴露しないよう、政権側が「関係者」に働きかけたとの認識を示した。
英字紙ザ・スターがPKR関係者の発言として伝えたところによると、アンワル氏の家族は
29日夕方にトルコ大使館を訪れ、同氏と面会した。
警察関係者は公正な捜査を実施し、その後アンワル氏を事情聴取するとしている。
イスラム教徒の多いマレーシアでは、同性愛行為で有罪となった場合、最大20年の実刑が
科せられる。
ソースは
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200806290018.html 同性愛行為の疑いで再び逮捕される可能性が出てきたアンワル氏
http://www.cnn.co.jp/world/images/CNN200806290017.jpg -別ソース-
マレーシア国営ベルナマ通信によると、同国警察幹部は28日、野党人民正義党
(PKR)の事実上の指導者で、3月の総選挙で躍進した野党勢力のまとめ役の
アンワル元副首相を、同性愛行為の容疑で捜査していることを明らかにした。
アンワル氏は29日「全くのでっち上げだ。自由と民主主義、正義を求める
国民運動を押しとどめようとする与党連合政権の悪あがきだ」との声明を発表、
捜査を利用した野党勢力弾圧への警戒を呼び掛けた。
同氏は1998年にも同性愛行為で起訴されたが、無罪が確定した。
警察幹部は、アンワル氏のスタッフ(23)が被害を届け出たとしているが、
PKRは、警察がアンワル氏側近を拘束し、同性愛を認めるよう強要したと
反論している。
ソースは
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080629/asi0806291407001-n1.htm 依頼を受けてたてました。