【アイルランド】リスボン条約国民投票「否決」の打開不透明…再投票にはＥＵ内で慎重意見も[08/06/17]

　欧州連合（ＥＵ）の新基本条約「リスボン条約」の批准がアイルランド国民投票で
否決されたことを受け１６日、欧州首脳が活発に動き始めた。しかし、条約発効に
向けた早期の事態打開は困難な見通しとなっている。

　加盟国の大半は、当面は未批准国が国会での承認手続きを進めるべきだとの
立場。さらにアイルランドに税制や軍事的中立、妊娠中絶などの個別政策で
「特例」を認めたうえで再投票を求めるシナリオが有力だが、慎重な対応を求める
意見も目立ち始めている。
　「解決策を提案するのは時期尚早だ」。ルクセンブルクで同日開かれた外相理事会で、
アイルランド政府が投票前から否定してきた再投票論をけん制し、否決を選択した
世論の分析に時間をかけるよう求めた。

　アイルランドは２００１年、現行のニース条約批准を国民投票でいったん否決し、
翌年の再投票で可決した経緯がある。しかし、当時の第１回投票の投票率が
３４．８％と低かったのに比べ、今回は５３．１％に上昇した。このため「条約に
執着するＥＵ内の再投票論は民意をないがしろにする」との批判も出始めた。
　アイルランドを準加盟国に格下げし、残る２６カ国で条約発効にこぎつける案も
浮上している。これに対しアイルランドのカウエン首相は１５日、「ＥＵとの関係を
規定し直す状況は望んでいない」と苦言を呈し、リスボン条約の白紙化案さえ
ほのめかした。
　一方、ＥＵ内の足並みの乱れも顕在化した。クラウス・チェコ大統領は「否決は
ＥＵのエリート、官僚主義に対する自由、理性の勝利だ。条約批准の道は
終わった」と発言。このため７月からＥＵ議長国を務めるフランスのサルコジ大統領は
１６日、チェコ・プラハで開かれた東欧の加盟国首脳会議に出席したほか、ドイツの
メルケル首相も同じくＥＵ懐疑派のポーランドを急きょ訪問するなど、ＥＵの結束
確認に追われている。

　一連の動きは１９、２０の両日に開かれるＥＵ首脳会議で、条約をめぐる「共通見解」
（バローゾ欧州委員会委員長）を打ち出すための地ならしだが、危機克服には
相当時間ががかかりそうだ。

ソース：西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/29028

関連スレッド
【アイルランド】EU新基本条約、否決される［06/14］
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1213375608/

リスボンならぬ西東京から2get

>アイルランドを準加盟国に格下げし、残る２６カ国で条約発効にこぎつける案も
>浮上している。

これが最良の方策だよ
EUの人口の1%にも満たない連中がEUの将来を反故にする権利はないからね

これ感動した


アイルランドはリスボン条約に「NO」と言った…そして我々も皆「NO」と言おう
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/8895aeebde971c84fac69763d6e1f1c7

20年くらい前まで内戦状態みたいな国だったからね。無理にＥＵにあわせる必要もないだろ

アイルランドを知るには映画マイケル・コリンズを見たらいいと思うよ

ＥＵはヨーロッパのユダヤ人の策略だからｗ

>>5

北アイルランドと南アイルランドって違う国なの知ってる？
アイルランド共和国で内戦なんて１９２２年以来ないんだよ

西ドイツはベルリンの壁崩壊までソ連の支配下だったとか
言ってるのと同レベル。

あとその映画半分以上フィクションだから。

ポーランドといいチェコといい、EUで恩恵を受けてる国が何で条約に否定的なのかね

>>8
ポーランドは宗教的理由からリスボン条約の一部条項を問題視していたが、
その部分がポーランドに譲歩される形になり、もはや条約に否定はしていない

チェコは人口が少ないため欧州議会での割り当て議席数が少ないことが不満
議席をもっとよこせということ
チェコは所詮は国家主義優先だから

そのうち可決しそうだね

欧州大統領なんか要らない？市民に嫌われたＥＵの前途多難
http://diamond.jp/series/analysis/10018/

>>11
>こうしたなか、浮上してきるのが第二のシナリオ、リスボン条約への移行を諦めて、
>独仏などの中核加盟国が先行して“リスボン条約的”な安全保障分野でのＥＵ統合に踏み出すことだ。

とてもよいアイデアです。

>>12
なんでＥＵに統合してほしいと思うの？日本にメリットないでしょ

日本人ではないからですよ。

マジメな話、そういうblogやウィキペディア書いてるやつじゃないかと思う。
色々文章書いた挙句に成立しませんでした、となるのが空しすぎるとか。