【アイルランド】EU新基本条約、否決される［06/14］

今回の件に対する対応も大国と小国で分裂気味の模様


リスボン条約否決に広がる失望、批准凍結も…欧州各国 (読売新聞)

　【ブリュッセル＝尾関航也】アイルランドの国民投票で欧州連合（ＥＵ）の基本条約「リスボン条約」の批准が
否決されたことについて、欧州各国の首脳や閣僚は１３日、相次いで失望感を表明した。

　今後の対応をめぐる加盟国間の見解の相違も浮き彫りになった。

　ロイター通信によると、ドイツのシュタインマイヤー外相は、ＥＵにとって「大きな打撃」と認めたうえで、条約批准が
済んでいない加盟国に対し、批准手続きを継続するよう呼び掛けた。条約未批准の英国のミリバンド外相は、
批准手続きを継続する方針を明らかにした。

　一方、やはり条約未批准のチェコのトポラーネク首相は、リスボン条約の原型となった「ＥＵ憲法」が２００５年に
仏国民投票で否決されたことに触れ、今回の否決も「同様に真剣に受け止めるべきだ」と述べた。条約発効へ
向けた手続きの一時凍結を示唆したもので、批准継続を求める独仏などとは異なる立場を示した。
http://news.www.infoseek.co.jp/world/story/20080614_yol_oyt1t00417/