【英国】「自己治癒」する飛行機 「出血」して「かさぶた」を作成−Wired [6/6]
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依頼274@ロボ-7c7cφ ★:
★「自己治癒」する飛行機:「出血」して「かさぶた」を作成
飛行機も年を取ると、その表面にはやがて小さな穴やひびが現れてくる。整備士は、定期的な
保守点検でそうした問題を巧みに見つけ出すが、英国で開発中の、生物の自然治癒を模倣した
技術を利用すれば、自己修復する飛行機が生まれるかもしれない。
英国工学物理研究会議(EPSRC)の研究者は、負荷がかかったり、傷がついたりしたときに樹脂成分を
「出血」し、その後「かさぶた」を生成して傷を修復する複合材料を開発している。
これは、飛行機の安全性を大きく向上させ、飛行機の軽量化に向けた技術開発を促進し、
バイオミミクリー(自然界のデザインから学ぶ科学)を航空業界に応用する可能性のある、革新的
技術だ。
「このプロジェクトはその第一歩を示しているにすぎない」と、今回の研究を率いている、航空学
専門のIan Bond博士は言う。
「われわれの開発しているシステムには、修復成分を個々のガラス繊維に含ませるだけではなく、
ちょうど動物や植物に見られる循環系のように、構造に完全に統合された血管状のネットワークの
中をめぐらせるというものもある。こうしたシステムにすれば、修復成分のみを補充あるいは
交換することで、使用期間中ずっと、構造を修復できるようになるだろう。さらに、人工構造物の中で、
たとえば温度を制御したりエネルギー源を供給したりするような、生物に類似した新たな機能の
開発についても、可能性が開けてくる」とBond博士は語った。
自己修復プラスチックの背後にある技術は、人体の治癒プロセスを思い起こしてみると簡単に
理解できるはずだ。
われわれがケガをすると、血小板と呼ばれる粘性を持つ血液中の細胞が、ケガをした部分の近くに
凝集して栓を形成し、出血を止めて治癒が始まる。Bond博士が英国のブリストル大学で開発した
自己修復プラスチックを支える原理は、これときわめてよく似た手法だ。
http://wiredvision.jp/news/200806/2008060622-2.jpg [折れた繊維強化ポリマーに紫外線を照射し、樹脂が損傷箇所内に「出血」している様子が
わかるようにしたもの]
この複合材料は、中空部分がエポキシ樹脂で満たされた繊維からできている。穴や割れ目ができると、
この樹脂が漏れ出してその穴をふさぎ、強度を元の80?90%まで回復させる。
このエポキシには色が付けられているため、整備士があとで簡単に修復箇所を見つけ出して本格的な
修理ができる。飛行中に受けたちょっとした傷(ここで問題としているのはわずかな裂け目や割れ目の
ことで、大きな穴ではない)であれば、小さな傷の出血が止まるくらいの時間で修復される。
「このやり方は、肉眼では見えなくても見落とすと構造全体に深刻な問題を引き起こす可能性がある
小さな傷を処置できる。その目的は、従来の定期的な点検整備に取って代わるというよりは、むしろ
それを補完することだ。鳥との衝突などが原因で受けた大きな傷ならば、既存の定期点検で容易に
発見できる」とBond博士は説明した。
自己修復が実現すれば、繊維強化ポリマーの信頼性と安全性が全体的に高まり、その結果、繊維
強化ポリマーがアルミニウムの代用品としてさらに受け入れられるようになるだろう。
また、これまでより軽い――つまり燃費がよく、そのため有害ガス排出量も少ない――航空機、
自動車、および宇宙船が出現することになる。研究者たちは、あと4年ほどでこの技術を市販製品に
導入できるようになると考えている。
http://wiredvision.jp/news/200806/2008060622.html
オーケー。
レッドミラージュの完成も近いようで、非常に安心した。
3 :
七つの海の名無しさん:2008/06/07(土) 11:14:50 ID:BIdXo9is
アップルシールドか
4 :
七つの海の名無しさん:2008/06/07(土) 11:16:05 ID:hosUjnNZ
アストロガンガー!
5 :
七つの海の名無しさん:2008/06/07(土) 11:19:17 ID:TxYF2S5M
そして、飛行機の権利を主張する団体が現れるのですね
7 :
七つの海の名無しさん:2008/06/07(土) 11:22:56 ID:pkeQ0b8t
無駄に重くなるからダメだと思う
8 :
七つの海の名無しさん:2008/06/07(土) 11:27:07 ID:gX/S+GBh
飛行機が飛行機酔いで緊急着陸
9 :
七つの海の名無しさん:2008/06/07(土) 11:32:43 ID:9r66v7h6
何だよ、アップルシールドってw
10 :
七つの海の名無しさん:2008/06/07(土) 11:35:41 ID:9r66v7h6
でも、これは建築材料にも応用出来そうだよね。
以下KOTOKO禁止
素晴らしいデビルガンダムの降臨ですわね
つか、エゲレスのバイオテクマジ半端じゃないよ
別名、パンク予防剤
かさぶたというか、樹液と似たような理論だな。
製造費がすごいことになりそうだから
なかったことにされるに1票。
やめろ〜!
間違えたらデビルガンダムがうまれちゃうぞ!
軍ですらまだ興味を持っていない技術レベル?
そのうちバグを起こして、乗客を消化する事件が起きるわけですね。
大貝獣物語のバイオベースみたいな状況に。
19 :
七つの海の名無しさん:2008/06/07(土) 17:52:23 ID:d2rNqlKs
雪風が、ジャムだと言っている
んで、かさぶたが取れたら完全治癒すれば最高なのにな
(´・ω・`)飛ばないかさぶたは、ただの豚だ!
22 :
七つの海の名無しさん:2008/06/08(日) 01:03:17 ID:O+7cHnsX
ナノマシンかと思った
飛行中、風の抵抗を受けても、染み出した成分が飛ばされたり、
乾いたりしないで、傷を修復できるとも思えんのだが。
着陸してから修復するにしても、
さんざん風に晒されて乾ききった『傷口』から、ちゃんと成分が染み出てくれるのか?
さらに折り返し就航便のような、着陸してから離陸するまで数時間しかなくても、
修復完了できるんだろうか。いろいろ疑問がいっぱいだ。
24 :
七つの海の名無しさん:2008/06/08(日) 01:37:49 ID:lxLLyI1J
昔はSF小説のネタだった。遥か未来の技術。
現実に検討されるのが早いな。
これが今の時代というわけか。
進歩が速いというより、進歩の加速度が速い。すごい時代だよ。
かさぶたができるということは、いきなり脳梗塞や心筋梗塞を起こして
墜落する怖れもあるということなんじゃ?
やだな、そういう飛行機に乗るのは。