国際通貨基金IMFが今年の世界の経済成長率見通しを3・7%に引き下げ、
影を落としたばかりだが、国連貿易開発会議Unctadのスパチャイ選任理事は
四月一二日、今年は2・5%の成長率になろうとIMFの通貨金融委員会で
一層暗い見通しを発表した。
先進国が1・5%以下、米国は1%以下になり、開発途上国経済は未だ強力で
昨年を1ポイント下回る6%(IMFは6・7%予想)になろうという。しかし金融がさらに
引き締まれば途上国には情勢が悪化しようという注釈つきである。
多くの国々が以前よりは体制が整っているが、それでもある国々では対外赤字で、
勘定均衡のために融資資金を必要としている。東欧諸国がそうだとし、列挙は避けた。
その上で同選任理事は、市場の監督と規制を強化すべきとした。
危機の可能性を少なくする一手段として、市場が楽観的過ぎる
期間中に融資制限を課すべきだとした。
ソース(Sao Paulo - Shimbun):
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=22652