トルコ農業組合(TZOB)のシェムシ・バイラックタル会長は、世界で
米価が上昇していることを言及した上で、トルコ国内の米生産量を
増やすために適切な措置をとる必要があると話した。
バイラックタル会長は、書面での発表において、ここ最近世界の米の輸出に
関して有力な国々が輸出を停止させていることは、需要を輸入で賄っている
トルコにとり、こうした状況で危機が発生し、米価が上昇するといったニュースが
入ってきたことを明らかにした。
中国、インド、インドネシア、バングラデシュが重要な米生産国であるとした
バイラックタル会長は、世界で2007年に1億5340万ヘクタールの土地で
6億3020万トンの米が生産されたことを明らかにした。同会長は、世界の
生産量、消費量、在庫量で変化がないにもかかわらず、タイ、インド、エジプトが
輸出を減少させることが世界の米価が上昇する原因であるとした。
トルコで平均毎年20万トンの米が輸入されていることを
明らかにしたバイラックタル会長は、次のように話した。
「トルコは米輸入量の80%をエジプトとアメリカに頼っている。輸出有力国が
米の輸出に関して制限すること、米の輸出で見られる米価急上昇が原因で、
トルコでも米価がまもなく上昇するであろうとのニュースがある。こうした展開を
念頭に置いて、トルコ国内の米生産量を増やすために適切な措置をとる必要がある。」
ソース(News from the Middle East):
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20080407_134413.html