【トルコ】「世俗主義に違反」 - 検察当局、政権与党の「公正発展党(AKP)」の非合法を求め、憲法裁判所に提訴[080315]
またか
トルコはここ15年くらい、こればっかりだ。
軍、行政機関、司法が世俗主義で、
もっとも国民の意思を反映しやすい議会がイスラム主義か
結局、在野のイスラム主義と体制のアタチュルク主義のイデオロギー闘争。
トルコ人も酒飲んだりバクチ打ったりしたいだろうに何でイスラム化するかな?
>>5 イスラム主義云々というより、世俗主義の体制側が、腐敗してたりエリート主義だったりで
民意にろくに答えられない状況になっていることが一つ。
そしてこれまでの体制側が、体制に脅威になりそうな野党を何度も何度も潰してきた為、
有力な政党が、宗教を基盤にしたイスラム主義の物しかなくなってしまったことがもう一つ。
これが結果的にイスラム主義が社会に蔓延することになった原因。エジプトとかも同じ状況。
>>5 別にトルコはそこまで望んじゃいない。
でもな、例えば日本でお守りを公の場に持ち込んではダメ、とされたら
どうするよ。息苦しいだろ。今のトルコはどうも息苦しいらしい。
8 :
七つの海の名無しさん:2008/03/16(日) 23:58:13 ID:upbU9pOG
政教分離は日本でもむずかしいねえ
Ceddin Deden
1.
Ceddin deden, Neslin baban!
Ceddin deden, Neslin baban!
Hep kahraman Türk milleti!
1.
祖先も 祖父も
祖先も 祖父も
勇猛なるトルコよ!
Orduların, pekçok zaman!
Vermiştiler dünyaya şan!
Orduların, pekçok zaman!
Vermiştiler dünyaya şan!
汝の軍隊は幾度となく
世界にその名を轟かす!
汝の軍隊は幾度となく
世界にその名を轟かす!
2.
Türk milleti, Türk milleti!
Türk milleti, Türk milleti!
Aşk ile sev hürriyeti!
2.
トルコ国家よ トルコ国家よ
トルコ国家よ トルコ国家よ
汝の自由を享受せん!
Kahret vatan düşmanını!
Çeksin o mel-un zilleti.
Kahret vatan düşmanını!
Çeksin o mel-un zilleti.
祖国の敵を打ち負かし
忌わしき奴等に絶望を与えん!
祖国の敵を打ち負かし
忌わしき奴等に絶望を与えん!
がんばれトルコ。
もとにもどっちゃああかんよ。
Ismet Berkan コラム:解党は解決か?
2008年03月15日付 Radikal紙
憲法裁判所は、まず福祉党を、のちに美徳党を解党させた際には、イスラーム風スカーフの解禁を単に
主張することさえもを、「反世俗主義的行為」であるとし、両政党の解党要件のひとつだとみなしたのだった。
とりわけ、美徳党[解党]訴訟の際にはイスラーム風スカーフの解禁を求め、[同党所属の]メルヴェ・
カヴァクチュがイスラーム風スカーフを被って国会議員としての宣誓を行おうとしたことが、ほとんど唯一の
解党要件だった。
しかし、これらは10年前の話だ。トルコはこれらを乗り越え、既にEUの扉に身を預けたのだと私たちは思っていたし、
もはやこの国には民主主義が存在していて、最も重要なことには、もはやこの国では強制的な解党は非常に難しく
なったものだとばかり思っていた。
何と私たちは思い違いをしていたことだろうか。最高裁判所共和国検事長は、まず民主市民党に対する解党訴訟を
起こした。続いては圧倒的多数で政権の座にある公正発展党に対してである。近々、民族主義者行動党に対して
訴訟が起こされたからといって、私が驚くことはないだろう。というのも、彼らもまた、イスラーム風スカーフの解禁
[を指す]と考えられる憲法改正に署名し賛成票を投じたのだから。
憲法裁判所もが、検察の請求に沿った形で判決を下す場合には、きっと「反革命」のプロセスは向きが逆転して
しまい、またも一党体制時代へと私たちは逆戻りしてしまうだろう!
***
民主主義[体制]では、明確な形で暴力を呼びかけていなければ、あるいは暴力に訴えていなければ、政党は
解党を強制されるべきではなく、「非合法」だと宣告されるべきではない。
そう私が言ったからといって、すぐさまドイツやイタリアやオーストリアの例を送ってきて、ファシストやコミュニスト
政党の設立が禁止されていることを私に賢明にも思い出させようとする方々がいらっしゃるでしょう。それは存じて
おります。しかし、これらの国々でそれ[禁止]が謳われた条項は特別な諸条件の、すなわち、第2次世界大戦に、
6千万の死者という結果をもたらしたという特別な諸条件の所産なのだ。バスク分離主義を掲げる「エリ・バタスナ」は、
分離主義的であるからではなく、テロ組織「バスク祖国と自由」を称賛したから解党させられたのだ。(非難しなかった
から、ではなく、称賛したから、なのだ!:原注)
トルコ共和国憲法によれば、「複数政党制は民主主義の放棄されることのない要素である。」
放棄されるはずはないのだが、その当の憲法を擁護することを職務とする憲法裁判所が、過去には、複数政党制を
いとも簡単に放棄してきた。きっと、「民主主義」によって統治されると世界に公言している国々の中で、開かれる
解党請求訴訟件数という観点でも、解党させられた政党数という観点でも、トルコはそのチャンピオンだろう。
そのことを考え合わせてみると、民主主義を我々ほど愛してやまない人々はいない!
しかし、物事の本質とはもちろんそういうものではない。民主主義[体制]が、イスラーム風スカーフ問題を文明的に
議論したあげく、我々にとってその決定が気に食わないからといって、その決定を尊重しえないなら、また、民主主義
[体制]が「こんなことを行おうとした」からといってある政党を解党させようとするなら、そういった体制は、それでも
なお、民主主義[体制]だと言えるものだろうか?
民主主義[体制]において、不服な法や決定に対する審判は法廷ではなく有権者が下すものだ。何故なら、結局の
ところ、民主主義とは人民の主権に基づく体制の名前であって、そういった民主主義[体制]を縁取る憲法や諸々の
法律は崇高なものなのである。神の啓示にではなく、人間に基づくものであり、変えることができるのだ!
そういった憲法を変えることができる唯一の意志はまさに人民の意志であり、法廷ではない。
現在の公正発展党が「反世俗主義的行為の中心」であるか否かについて憲法裁判所の11名のメンバーのうち
少なくとも7名が賛成の決定を下すはずである。裁判所の圧倒的多数がアフメト・ネジデト・セゼル前大統領によって
任命されたメンバーであることは指摘しておいていいだろう。
いまひとつ指摘しておくことをお許しいただきたい。:21世紀に私たちは暮らしているのです。2008年ですよ。こんな
[前世紀から代わり映えのしない]民主主義はもうたくさんです。
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20080316_030714.html
12 :
七つの海の名無しさん:2008/03/17(月) 19:43:07 ID:RYhBtp5K
13 :
七つの海の名無しさん:2008/03/17(月) 20:09:50 ID:ena9F0mf
トルコなんか一思いにひねり潰してしまえ!
癌だ癌、あんな国
>>13 お前の個人的な感情でひねりつぶせるものは何もないから安心しろ
トルコは貧富の格差とか大土地所有制とかをどげんかせんといかんな。
ケマル・パシャが若死にしてしまってそこまで手が回らなかった。
>>15 いまはその「大土地所有者」が「ケマル主義」を錦の御旗に改革を拒んでいる罠。
例えば記事に出てきた例のスカーフだけど、
付けたい人はつける、付けたくない人は付けない、
それでいいとおもうんだけどねぇ。
どちらかに偏るのは良くないと思うんだがなぁ。
世俗主義はいいと思うんだが、経済が上向いているっていうのなら、
その足を引っ張るまねはどうかと思う。
18 :
七つの海の名無しさん:2008/03/22(土) 17:20:44 ID:WrfFhayK
スカーフがただの装飾、ファッションならね。
政治的シンボルという見方もできるけど、
道徳的かどうかの判断基準とする層が常にいるので、いったん許すと
「法的に許されているのに、つけていないのは、つまり不道徳」という方向に流れやすい。
で、抑圧が始まる、というわけです。
19 :
七つの海の名無しさん:2008/03/22(土) 17:43:32 ID:HLXg8+g2
>>5 どいつもこいつも酒くらい飲んでるよ。
賭事はあんま人気ないけど。
それとこれとは別問題。
20 :
七つの海の名無しさん:2008/03/22(土) 17:55:49 ID:WrfFhayK
賭け事が人気ないって?
競馬で金すってるのも、ロトに金つぎ込んでるのも多いし。
大金を借りて、見込みのない商売始めてはすぐつぶしてしまったり、
根本的に「賭け」大好きなんだけどね、トルコ人。
国を作った偉い爺さまを越えるのはどこの国でも大変なんだな
22 :
七つの海の名無しさん:2008/03/22(土) 22:57:04 ID:FWOvVowp
大衆は堕落する。
老人はそれを嘆く。
野心家はそれを利用する
今日結論出るんだよね?