アフリカ連合委員会議長は、ケニアの政府および野党側に対し、
選挙後の暴動を収束させる合意に達するよう要求した。
暴動は既に何週間にも及んでいる。
Jean Ping氏は来週にも話し合いを持つことを望んでおり、
野党側も金曜日に会談を終了する見込みだ。
草案計画では野党側に首相の地位を与えることになっているが、
首相にどのような権限を与えるかで意見の食い違いが起こっている。
今回の件について、東アフリカ共同体のPing氏はナイロビにて、
「ケニアの暴動は地域経済に損害を与えている。今週末は非常に重要な
数日間となる。来週の合意形成に向けて双方が歩み寄ることを期待する」とコメントした。
仲裁人とアナン元国連事務総長は、木曜日に行われる主要な大臣の
ポスト作成に関する合意が、暴動終結への第一歩となるとコメントした。
しかし、首相の権限について意見の食い違いが残ったため、
金曜日に合意発表という当初の見込みは果たされないこととなった。
首相の座は野党Orange Democratic Movement(ODM)のリーダーである
Raila Odinga氏がつくと見られ、野党側は首相にふさわしい権限を与えるよう要求している。
政府側の代表者Mutula Kilonzo氏は「それなりの責任や意味は持たせるが、
権限自体は殆ど与えるつもりがない」とAP通信社を通してコメントした。
Moses Wetangula外務相はBBCに対し「問題は次から次へと湧いてくる。
それを片付けるまでは終わらないだろう」とコメントし、当初の予定から遅れることを示唆した。
金曜日の会談では政府側の代表者が時間通りに到着できず、開始時刻より
遅れて始まった。また、金曜日にはOdinga氏がケニアから某所へと移動した。
彼の側近によると、Odinga氏は会談での野党側の代表チームと接触している。
元記事タイトル:
AU head urges Kenya peace deal
Friday, 22 February 2008, 17:43 GMT
ソース(BBCnews):
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/7258349.stm